アスペルガー夫の心理から探る「できない」「やらない」の見極め方法! 家事編

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こんにちは、あーさんです。

 

以前、気が散漫になりがちなADHD夫の家事の「できない」「やらない」の見極め方法とその対処法について解説させて頂きましたが、

ADHD夫の心理から探る「できない」「やらない」の見極め方法! 家事編
家事が「できない」方も多い、ADHD・アスペルガー症候群。そんな彼らの頭の中では、こんなことが考えられていた!? 当事者の心理状態を把握することで、家事の「できない」と「やらない」の見極め方・対処法を探ってみました。

 

今回は、同じ発達障害でもアスペルガー夫の家事の「できない」「やらない」の見極め方法とその対処法について、解説していきます。

 

本当に「できない」のか、もしくは「やらない」だけなのか。

 

私たち妻がしっかり見極めていきましょう。

 

目次

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アスペルガー夫の「できない」理由

アスペ夫もADHD夫と同じように(むしろADHD夫よりもタチが悪いパターンの方が多いですが)、共働きの妻がいくら頼んでも夫が家事をやらないならば、

 

それは絶対に「やりません」。

 

我が夫のように、同じアスペルガーでも受け身タイプの「受動型」に近い夫なら頼めば嫌々でも動いてくれる旦那様も多いでしょうが、それ以外のタイプですと、まず家事を「やらない」ことが多いように感じます。

 

家事? お前がやれや~。

 

結婚したからといって、自分の生活スタイルは変え(られ)ないので、実家にいた時と同じように、家事をしようなんて意識が全くありません。

また、悪意なく妻の話を全スルーできてしまうスキルもあるので、ある意味ADHD夫よりも改善させるのが困難なのが、アスペ夫でもあります。

 

先延ばし癖がある

ADHD同様に、アスペルガー症候群も先延ばし癖があります。

 

自分のやりたいことをとにかく最優先にしてしまいがちなので、目の前で子供が泣いていようが妻に頼まれた家事が残っていようが、完全に無視することができてしまいます。

口では、

 

「あとでやるよ~」(常套句)

 

と言っておきながら、傍から見ていれば自分のやりたいゲームをやっているだけにしか見えない…なんてこともザラです。

 

そうなると、妻のイライラが募る…。

 

夫の言う「あとで」は、ADHD夫と同じように、

 

永遠に来ない「あとで」

 

なのです。

 

家事が必要だと思っていない

知人の夫がこれなんですが、アスペルガー傾向のある旦那さんだと、

 

そもそも家事を必要と思っていない

 

ことが多いです。

少しわかりずらいかもしれませんが、「家事の内容」は夫の頭の中で理解していても、

 

肝心の「家事行為」が無意識に夫の認識範囲外

 

になっているので、「家事行為」を自らしようという発想がまるでないのです。

 

なので、妻が「お皿洗いをして」と頼んでも、

 

「皿洗いって必要なことか? てか俺がやらなきゃいけないことでもなくね?」

 

 

と、割と本気で思っている節があります。

 

「皿洗いなんてシンクに溜まってから洗った方が効率的じゃん?」
(合理主義なのはわかるけど、実際溜まってからだってやんねーだろ!)

とか、

「皿洗いかー、俺は別にしなくてもいいな」
(だから頼んでるんですけど? てか誰がそう決めた?)

とか、

「俺が洗ってもなんも良いこと(見返り)なんて無いじゃん?」
(家事に見返りなんて求めてんじゃねーよ!)

 

と、腹立つくらい本気で思っているのです。

 

そこで、お皿洗いをしたくないがために「あとでやる」等と先延ばし言い訳をするわけですが、結局やらずに妻から小言を言われると、

 

「なんでいちいち怒るわけ? 俺が悪いのかよ?」

 

と、逆切れしてくるアスペルガー旦那さんも中にはいらっしゃいますし、口では謝罪しても行動には一切移さず反省のカケラ無し…の旦那さんもいらっしゃいます。

 

このように、実は心の底では

 

「皿洗いなんて必要なことじゃない。俺の仕事じゃない」

 

キリッ

 

と思っているアスペ夫に、100%正論理論武装で妻が真っ向から反論しても、全くもって意味不明な供述しか返ってきません。

こうなると、アスペ夫を持つ妻のあるある話でもある、「夫が宇宙人に見える」現象が経験できてしまう事態となります。

 

とにかく自分のやりたいことが最優先

結婚して「夫」になっても、子供が産まれて「父」になっても、

 

アスペ夫は今やるべき優先順位を変えられません。

 

妻が忙しく家の中で動き回っている中、夫に家事の協力を仰いでも、その時に自分がやりたいことがあれば、夫はそちらを優先してしまいがちです。

結果、家事をやらないことになり、妻のストレスがマックスになるわけです。

 

この時、

 

「妻も働いていて大変だから、お皿洗いをして欲しい」

「妻が忙しすぎて困っているから、子供のおむつを取り替えておいて欲しい」

 

という風に、具体的な理由の説明に加えて指示をしておけば、

 

それをやっておけばいいのね!

 

と、ようやく妻の要請に応えることができる夫もいらっしゃいますが、ここまで具体的に説明しても何も家事に協力してくれないなら、おそらくそんなアスペ旦那様は、

 

共感能力が著しく低いために奥様の気持ちなんてちっとも理解ができておらず、

 

「ふーん、困っているのか」

 

 

くらいの感覚で終わっていることがほとんどでしょう。

 

「できない」「やらない」の見極め方

ここまで、アスペルガー夫の家事に対する心理を探ってみました。

おそらく私たち妻側は、

 

単純に家事をサボってるだけじゃねーか(怒)

 

という感想しか出てこなかったかもしれませんが、アスペ夫に正論をぶつけても、無駄な時間になる可能性の方が高いです。

ひとまずは、イライラする気持ちを抑えましょう。

 

さあ いきましょうか。

 

アスペルガー夫に家事をして貰う方法

家事をやる必要がない、家事は自分のやるべきことではない、自分のやりたいことが最優先、と心の底では思っているアスペ夫に家事をして貰うのは、

 

正直かなり容易ではありません。

 

本心では

 

「家事は自分の仕事ではない」

 

と思っているため、先延ばし癖が激しいADHD夫対策には有効な、「いつまでに」と期限を設けても、アスペ夫はやらないです。

家事をやらずに妻に小言を言われても、先程申し上げたように逆切れされるか、「あ、期限きちゃった? ごめんねー」という口だけの軽い謝罪だけで終わるか、どちらかです。

理屈だけで考えるならば、アスペ夫本人が

 

「家事は自分の仕事である」と価値観を改める

 

ことが一番良いのでしょうが、夫の意識が全く変わらずに、妻が夫の価値観を変えるなんて非常に難しい行為です。

そこで、できるならば、我が夫が常に実践している

 

行動のパターン化

 

をして、家事を習慣化することが望ましいですね。

 

我が夫もパターン化して毎日の家事をしてくれています。

 

(参考までに! 家事にも応用できる! やりたくないことでも「行動のパターン化」をすることで、できるようにする!)

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「〇〇をしたら皿洗いをする」

という単純なパターン化が難しいならば、

 

視覚や触覚で家事を促す

 

ことも試してみましょう。

壁に「パパのやること」等と張り紙をして、「家事が夫の仕事」だと視覚から情報を流し、「家事行為」を夫の認識の中に入れてあげるのです。

耳よりも視覚からの情報が入りやすい夫だと、動きが変わってきます。

 

視覚での情報伝達も無理なら、次は触覚です。

「はい、これでお皿洗いよろしくね」

と、夫にお皿やスポンジをあえて夫に渡してあげることで、触覚から情報を流します。

直に物に触ることで「家事行為」を夫の認識の中に入れざるを得なくさせ、行動のパターン化のスイッチにさせることが狙いです。

(ちなみに、我が夫は物事を認識内に戻すのが触覚タイプなので、頻発してたお風呂の栓のし忘れも、栓を必ず触ることでミスを激減させています)

 

上記の行動のパターン化や視覚触覚の情報伝達を試してもダメなら、合理的主義のために損得勘定で訴えると頭に入りやすいアスペ夫には、

 

夫が家事をしないと何かしら支障が出る

 

と思い込ませてみるのもアリでしょう。

 

(参考までに! 損得勘定で訴えれば、アスペ夫に自覚させつつ悪癖を治すよう促せるかも?)

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一番簡単なのは、例えばひとつ頼んだ家事をしなかったならば、夕食をとにかく貧相にするとか、わかりやすい形でアスペ夫にダメージを与えることです。

ただ、お子さんがいるとなるとさすがに夕飯を作らないとかは難しいので、そこは奥様がそれぞれの旦那様に合わせて内容を考えましょう。

ご飯を作らずとも、夫も大人なので冷蔵庫の中を漁れば勝手に何か食べてしまい、結果的にダメージゼロだったりします。

 

ちょっとやそっとじゃ心が折れない我が夫…。

 

なので、とにかく

 

確実にアスペ夫に損害を与える

 

ことが重要です。

要は、ADHD夫と同じで信賞必罰ですね。

 

(参考までに! 繰り返しやらかす夫という意味では、家事を全くやらないアスペ夫にも、この方法は使えます)

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それでもちっとも家事をやらない夫で最悪の最悪の場合、最初にきっちりと宣言をしてから、夫の大切にしている趣味の物を捨てるとか破壊するとかのパターンもありますが、さすがにこれはやり過ぎなので、できればこの方法は取らないようにしたい所です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

アスペルガー傾向のある夫が家事を「やらない」理由として、

 

  • やりたくないことに対して先延ばし癖がある
  • 家事行為が夫の中で認識外にあり、家事をやる必要がないと本気で思っている
  • いつでもどこでも自分のやりたいことが最優先

 

というのが、彼らアスペ夫の本質です。

こんなアスペルガー傾向のある夫に家事をして貰う方法は、

 

  • 「家事は自分がやるもの」と価値観を改めるのが一番得策(だけどこれは難しいので)
  • 「行動のパターン化」をして貰い、家事を習慣化する
  • 視覚や触覚から家事をやるように情報伝達する
  • 夫が家事をしないならば確実に損害を与える、信賞必罰を徹底する

 

これらのことを、試してみましょう。

 

アスペルガー夫に家事をやって貰うのは骨が折れる作業ですが、夫婦共働きで妻が「なんとか夫にも家事をして貰いたい!」と望んでいるならば、まずは妻側からあれこれとアプローチしてみましょう。

それでも、もしいくら言っても夫が協力してくれないならば、アスペ夫には全く期待せずに生きていった方が、奥様方のストレスは減るかもしれません…。

 

(参考までに! 話が全く通じないアスペ夫には何も期待しない方が良い理由とは?)

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ついついアスペ夫に期待をして、案の定予想を斜め行くことをされ、結果的に夫にほんの少しでも期待をしてしまった自分を責めた経験がある奥様方、身に覚えがありませんか? そんな夫には最初から期待なんかしない方が良いです! その理由をご紹介します。

 

……と、いうわけで、アスペルガー夫の心理から探る「できない」「やらない」の見極め方法! 家事編 でした!

 

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