アスペルガー症候群の夫を持つ妻が、カサンドラ症候群にならないための3つのポイント

スポンサーリンク
スポンサーリンク

 

こんにちは、あーさんです。

 

前回の記事で、なぜ私がカサンドラ症候群にならなかったのか、という理由を説明させて頂きましたが、

夫が大人の発達障害かもしれないけど、私がカサンドラ症候群にならなかった3つの理由
WAIS-Ⅲを受けた結果アスペルガー症候群かもしれないと指摘されている夫ですが、妻の私はカサンドラ症候群にはなっていませんし、これからもならない自信があります。その理由とは? 妻は絶対に、夫に対して〇〇しないのが鉄則です!

 

本日は、私がカサンドラ症候群にならずに済んだこれまでの経験から、これからも絶対にカサンドラ症候群にならないために、発達障害疑惑のある夫を持つ私個人が普段実践している予防法をご紹介したいと思います。

 

目次

スポンサーリンク
スポンサーリンク

カサンドラ症候群にならないための予防策

そもそも、カサンドラ症候群にならないために、私個人の意見としては、他の記事でも何度も繰り返し申し上げている通り、

 

まずは夫自身の自覚が一番効果がある

 

と考えています。

 

(参考までに! 一番はじめはまず、夫に自覚して貰うこと!)

夫が発達障害だった時の妻の対処法 初めは夫に自覚して貰うこと!
発達障害の夫相手に、妻はどのように対応すればいい? 当たり前の対処法の前に、まずは自覚をして貰いましょう。夫婦が一緒に生活していくには、ご本人の自覚が絶対に必要不可欠です。

 

更に、前回の記事にも書かせて頂いたように、

 

  1. ご自分が脳機能障害でもある発達障害だということ
  2. 発達障害は、無意識に周囲に迷惑をかけることが多いこと
  3. 特に家族に対しては、その被害が甚大であること

 

ということまで配偶者様にご自覚頂くと、一層夫婦関係に改善の兆しが見られます。
(配偶者でなくとも、家族間でもこれは当てはまるでしょう)

私たち夫婦の場合、夫がここまで自覚してくれているので、幾度も繰り返された大喧嘩を乗り越えて、現在は家族円満に生活できています。

 

もちろん時には(?)喧嘩もしますけどね☆

 

ただし上記は皆、発達障害ご本人からのアプローチです。

 

妻側からカサンドラ症候群にならないためにできるアプローチとしては、

 

  1. 夫に対して絶対に我慢しない or 無視する。
  2. 良い意味で自己中心的になる。
  3. 発達障害の大変さを知らない人間の言うことに耳を貸さない。

 

この3点が、肝となってきます。

 

とにかく、不満を溜め込んで我慢するのは良くないです。

産後うつ同様、真面目で責任感が強い人ほどカサンドラ症候群になりやすいそうなので、夫に対する責任なんてクソくらえ!の気持ちで、夫に接していきましょう。

(相手も良い大人ですから、責任なんて持たなくても全く問題ないですからね!)

 

1-1. 夫に対して絶対に我慢しない

アスペルガー夫によくある、自分の価値観のゴリ押しや、こちらが嫌がっていることをわざとやってくる等の、妻からすれば

「喧嘩売ってんの?

と聞きたくなる行為にしか見えない、問題行動。

 

これらを夫からやられた時、私は絶対に我慢しません。

 

これだけでは、私は絶対に終わらせません。

 

徹底的に反論しますし、徹底的に夫の行動を諫めます。

夫がやらかしたことを「仕方ないなぁ~」だけで許すなんてことは滅多にしませんし、私が黙ってフォローすることもあまりしないようにしています。

 

夫の問題行動は、全て夫自身に反省して貰うべきだからです。

 

問題行動ばかりする夫に、妻だけが我慢をし続けるのは理不尽極まりないですよね。

ある意味、妻には安心して素の自分をさらけ出しているアスペルガー夫かもしれませんが、あくまで私たちは妻であって、夫の母親ではありません。

(私も、今でも年中「私はお前のカーチャンじゃねーわ」と夫に釘を刺しています)

元は他人の夫婦、やっていいことと悪いことの区別が夫につくまで、徹底的に抗戦しないと相手にこちらの気持ちは伝わりません。

 

アスペルガー夫が普段起こしている問題行動を「普通」と勘違いされ続けるのは困りますし、

夫のその行動・発言が、いかに相手を不愉快にさせているか、を自覚させないと、一生問題行動を繰り返されるだけで妻のストレスが一方的に蓄積するだけです。

 

「察してよ」が一切通じないアスペルガー夫には、「言葉」で直球的に言わないと伝わらない部分が多々あります。

遠慮なんかしないで、妻が感じた不満は全部隠さずに、感じたままに言うべきです。

我慢してるだけでは夫には一生気持ちは通じないので、その場ですぐに反論するのが得策です。

 

夫の性格によって言い方・伝え方は考えた方がいいかもしれませんが、

言葉にして「怒り」を相手にぶつけることが、時には大事なことだってある

ということは覚えておきましょう。

 

子どもがいる前での本気の大ゲンカは、なるべくなら避けた方が良いですけどね……。

 

1-2. 夫を無視する

ただしアスペルガー夫の場合、

相手を不愉快にさせる行動・発言をしていると自覚させるのがとにかく難しいのが難点

です。

 

相手の立場になって考える、がそもそもできない・もしくは苦手ですし、自分の価値観を一方的に押し付けてきて相手の言い分は全く聞かないという傾向も非常に強いので、上記のように妻が我慢せずに反論したところで、理解して貰えないことの方が多いかもしれません。

よくあるのが、逆ギレですね。

記憶の改竄をするのもよく見られる傾向です。

 

「俺はそんなこと言ってない! 俺が言った証拠でも出してみろよ!」

 

……めっちゃ言ったんですけど(怒)、みたいなね。

 

こんな夫だと、妻が夫に怒りをぶつけても、この怒りを1ミリも理解されず話し合いにすらならない状態なので、妻側としては常にフルストレス環境です。

そんな時はまず、下記の記事を参考に、アスペルガー夫さんにご自身の特性を自覚して貰ったり、改善するよう促すことができれば御の字ですが、

夫がアスペルガーだった時の対処法 本人に自身の特性を自覚させるには?
アスペルガーの夫相手に、妻はどのように対処すればいい? そもそも、アスペルガー症候群疑惑が濃厚な夫に自身の特性を自覚させる方法なんてあるの? 本人からの自覚はかなり厳しいですが、数少ない方法を試してみる価値はあるかもしれません。
アスペルガーの夫に自身の特性を改善するよう促すことは可能か? 最終手段はこれで訴えろ!
アスペルガーの夫相手に、妻はどのように対処すればいい? 自覚をしてくれても自身の特性を改善しようとしないアスペルガー夫には、最終手段! これで訴えていきましょう。もしかすると、話し合いでわかって貰えるかもしれません。

 

それでも、夫の性格・発達障害の度合い・そもそも「発達障害」という言葉に偏見がある場合は、何年経っても夫は何も変わらないかもしれません。

 

そんな話が通じない夫だと、とりあえず無視するというのが、有効な方法です。

 

私の友人は、最近は無視を貫いていますね。

友人の場合、配偶者ではなく親御さんなんですが、未診断ながら話を聞いていると完全にアスペルガーの特性そのまんまの親御さんです。

人の気持ちを一切考えない無神経な発言が非常に多く、それを指摘しても、

「どこが無神経なの!?」

と逆ギレしてくる始末で、一方的に価値観を押し付けてきてそれがさも当たり前かのような態度等、友人は親が原因で配偶者との関係も悪化し始めてしまいました。

他人ならば「関わらないようにする」ことができますが、家族だと「関わざるを得ない」ので、どうしても接点が生まれてそこから何かしら問題が生じます。

 

そこで友人は、無視をするという手段を取りました。

何か反論したところで、話し合いにもならず無意味な時間を使って無駄なストレスを溜めるよりかは、その場を完全に無視することにしたのです。

 

「へー、ふーん、そう」と、相手の言い分をとにかく聞き流す。

同じことをまた頭から命令されても、「あー、うん」と右から左へ聞き流す。

聞いたことはむしろその場で忘れてもいい気持ちで、とにかく「話をまともに聞かない」

 

気持ち的には、こんな感じで。

 

これだけで、友人はだいぶストレスが減ったそうです。

別の友人もご家族にアスペルガーの方がいますが、結婚して家を出た後も、なるべくそのアスペルガーのご家族の方とは関わらないようにし、話をする時も話半分でほぼ聞き流していると言っていました。

「まともに会話すると疲れる」んだそうで……その気持ち、よくわかります……^^;

 

しかしこれが夫の場合だと、親や兄弟と違ってもっと深く、密に付き合わなければいけない関係なので、簡単に「無視する」のは難しいかとは思いますが、

 

無視する = 期待しない

 

と捉えて頂いて結構です。

「こちらの言い分を少しでも理解して欲しい」

とか、

「ちょっとでも家事を手伝って欲しい」

と少しでも「期待」してしまうと、結果的に話し合いができない相手なので、「期待」した分勝手に感じるこちらの「否定された感」が辛いですが、そもそも「期待」しなければ、そんな「否定された感」すらも感じることはありません。

 

(参考までに! 話がまるで通じないアスペ夫には、何も期待しない方がこちらも楽です)

話が全く通じないアスペルガー夫には何も期待しない方が良い、3つの理由
ついついアスペ夫に期待をして、案の定予想を斜め行くことをされ、結果的に夫にほんの少しでも期待をしてしまった自分を責めた経験がある奥様方、身に覚えがありませんか? そんな夫には最初から期待なんかしない方が良いです! その理由をご紹介します。

 

何か腹の立つことを言われても、無視。
嫌だと言っていることをされても、無視。
家事の協力も、もう求めないし期待しない。
もはや、仕事してくれるだけでいいだけの存在。

 

ここまでスッパリ割り切れれば、ストレスはそこまで溜まらないでしょう。

ただ、お子さんがまだ小さかったりするとここまで割り切るのは難しいかもしれませんね。

そこに産んだ覚えのないでっかいオッサンクソガキ赤ちゃんがいるのは、視界に入るだけでストレスになるかもしれないので……。

残像…?

 

2. 良い意味で自己中心的になる

上記のように、

我慢しないで反論する・怒りを夫にぶつける

ことも、

無視する・期待しない

ことも思うようにできなくても、妻のあなたは自分を責めることはありません。

 

ここまであなたを思い詰めさせているのは、夫の行動・発言が主な原因です。

 

あなたは何も悪くないので、

「私のやり方が上手じゃないから駄目なんだ…」

とか、

「夫がこんな性格なのはわかっていたのに操縦できない自分が悪いんだ…」

等、自分を責めることは絶対に止めましょう。

 

それもこれも全部、夫のせいだから!
無神経で悪意もなくしょっちゅう人を傷つけてくる夫が悪いから!
自己中心的と言われようが、とにかくアスペな夫のせいだから!

 

……と、ここはもう潔く夫のせいにしてしまいましょう。

 

この部分だけについては、良い意味で自己中心的に考えてしまった方が良いです。

 

我慢だけの生活、ダメ! 絶対!

 

(発達障害夫の全てを受け入れ、我慢だけの生活をする必要なんてありませんよ☆)

発達障害の夫にどこまで我慢しなければいけないの? 全てを受け入れる必要はありません!
発達障害の夫との生活は、何かとこちらが我慢ばかりしていてストレスが溜まっていくだけ……一体、この我慢生活はいつまで続くの? どこまで我慢すればいいの? いいえ、全部我慢なんてしなくて大丈夫です!

 

なんてったって、心身に不調が来てからでは遅いですからね。

それでなくても、普段から色々言われたりされたりしているのにも関わらず、アスペルガーの自覚もなく夫だけやりたい放題で妻ばかりが我慢を強いられているのなら、その部分だけ夫のせいにしたって罰は当たりません。

 

褒められることではないですが、私もしょっちゅう夫のことを叱り飛ばしていますし、話が通じない時は、

 

「ホンットにあんたは何度言ってもまともに話が通じないな!!」

 

と、はっきり面と向かって罵ります。

この時、

 

「私の言い方が悪かったのかな……」

 

とか、最近はあまり考えていません(笑)

 

以前は、自分にも悪い部分があるのかな……と考えた時期もありましたが、そんな風に、

 

自分を責めても相手に調子を合わせるだけになると途中で気付いた

 

ら、自分を責めることが馬鹿馬鹿しくなりました。

発達障害の夫に合わせた対応は必要とは言いますが、全てを夫中心の生活にするなんて、

「それなんて拷問?」

て話になりますからね。

 

発達障害夫との生活に限っては、自分を責めるよりも自己中心的になり、「夫のせいでこうなった!」と開き直った方が、私は心身共に楽になりました。

 

3. 発達障害の大変さを知らない人間の言うことに耳を貸さない

ちょっとした配偶者の愚痴なら既婚者の方ならば多くの方が零しているかと思いますが、これが発達障害故の愚痴となると、周囲からの理解は得にくいです。

「男なんてそんなものだよ~」

で済まされることもあり、だけどこちらとしては全くそうは感じない、発達障害夫に対するなんとも言えない違和感……。

 

アレ? この違和感はなんて説明したらいいの……?

 

ただこれは、やっぱり知識がないとわからないのは当然な話なんです。

私だって、夫や甥っ子が発達障害だと言われなければ、今だって発達障害のことを何もわかっていなかったかもしれません。

たまたま、親しい友人の中にご家族にアスペルガーの方がいたことも幸いしたかもしれません。
互いの環境の愚痴を零し合うことで、ストレス発散したり情報交換したりすることもできています。

このように、身近な人間に発達障害の人間がいるからこそ自分で勉強もして知識も得られましたが、そうでない人はやはり発達障害なんてまだ無縁な世界かもしれないのです。

 

だからこそなんですが、百歩譲って周囲からの理解が得られないだけならまだ構わないんですけど、発達障害のことを何も知らない人間から上から目線でダメ出しをされると、無性にストレス溜まります(笑)

特に、年配の方は知識がないから余計にこちらの神経を逆撫ですることを仰ります。

世代的に夫に「仕える」生活をしてきたような方々は、逆に現代を生きる私たち妻の我慢が足りないと思えてしまうのでしょうね。

 

かと言って、

何も知らない人間の言葉にいちいち反応するのは、非常に無駄な時間です。

 

一番身近な家族でもある夫の愚痴を零しても、周囲から理解を得られないと妻は精神的に孤独になりがちですが、発達障害の知識がない方の言葉に傷ついたり疎外感を感じる必要はありません。

 

だって、相手はあなたのことを何もわかっていないのですから。

 

今は自助グループもあるので、同じ境遇の方々と話せる機会もたくさんあります。

身近に同じ境遇の人間いなければ、そういったグループに参加する等して、精神的に孤独になることは避けるようにしましょう。

 

もし、何も知らない人間から的外れな助言を頂いても、表面的には「そうですね~^^」と聞いているフリだけして、華麗にスルーしておくのが一番です。

 

まとめ

最後に、カサンドラ症候群にならないためのポイントをおさらいすると、

 

  1. 夫に対して絶対に我慢しない or 無視する。
  2. 良い意味で自己中心的になる。
  3. 発達障害の大変さを知らない人間の言うことに耳を貸さない。

 

これら3点ですね。

 

1の「無視する」が一番難しいかと思いますが、他の2や3も併用して、とにかく、

 

妻だけがストレスを溜めて精神的に孤独にならないように心掛けましょう。

 

私たち夫婦のように、まず夫が自覚してくれて「まだ夫婦としてやっていける!」と言うのなら良いですが、そうでない場合は妻側の決断も必要になってくるので、体調を崩す前に、スッパリ割り切って行動するようにしましょう。

夫が発達障害だった時の対処法 妻が頑張ってもダメなら見切りをつけてもいい
発達障害の夫相手に、妻はどのように対応すればいい? 夫とは話が通じずに上手く対応ができないからといって、一人で悩まないで! 自分を追い詰めるくらいなら、夫に見切りをつけてもいいんです。

 

アスペルガー夫との生活は「共感してくれない」ことが一番ストレスになりやすく、妻側が反論しても話し合いにならないことが多いですが、だからといって妻だけが自分を責めてばかりしてしまうと、カサンドラ症候群に陥りやすくなるので注意が必要です。

とにかく、

  • 自分を追い込まない
  • 精神的に孤独にならない

ことを、心掛けるようにしましょう!

 

……と、いうわけで、アスペルガー症候群の夫を持つ妻が、カサンドラ症候群にならないための3つのポイント でした!

 

コメント

  1. ユカイ より:

    こんにちは!すごく楽しく読ませてもらっています!まさに私と夫の現状、発達障害疑いの夫に言いたいことを言う!に納得です。
    結婚6年で、私がブチギレること多数、発達障害を指摘しても鼻で笑われていたのに、先日、自ら、パニック障害かもと言いました!
    それだけでも私の心がちょっと軽くなりました。これを糸口に、なんとか彼には診断できる場所に出向き、自覚してほしいです。
    いろいろお話したいのですが、今日はお礼を言いたいです、思いを代弁してくださってありがとうございます。

  2. あーさん あーさん より:

    ユカイ様、コメントありがとうございます! 夫に疑惑ありということで、同じような現状ですね! まさに同志!(笑)
    我慢していても夫は腹立つくらいに相変わらずだし、そうなるとこちらのストレスが溜まるだけですからね、言いたいことは言っておかないと夫婦双方のためにならないと、私も結婚して数年でようやく気付けました!
    心が軽くなる……という心境も、とてもよくわかります。夫が自覚してくれるとだいぶ妻側の心持ちも変わってくるので、ユカイ様のご主人もここでご自覚されるきっかけとなって、夫婦で良い方向に向かえるといいですね!
    夫の対応には困惑する時もたくさんありますが、お互いに頑張り過ぎずにやっていきましょう! 有難いコメント、本当にありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました