こんにちは、あーさんです。
ASDの診断が下りた長女への接し方のひとつとして、親の立場になってみると意外と難しい、褒める行為について解説します。
「5つ褒めて1つ叱る」が基本
主治医の先生曰く、
「日本人は叱る文化」
らしく、親はどうしても子を叱ることが多いそうです。
言われてみれば、確かに叱っていることの方が多いかも…。
海外では親は子を「褒める」のが基本で、発達障害の子どもは特に、「褒める」ことを重視した方が良いとのこと。
5つ褒めて、1つ叱る。
とにかく、これを基本に接するようにしましょう。
私は、おそらく5つ叱って1つ褒めていれば良い方だったかもしれません…。
ちょっと滝に打たれてくるわ…。
些細なことでもとにかく褒める!
「褒めてあげて!」
と言われても、実際に自分の子どもと一緒にいると、どうしても注意をすることの方が多くなってしまうのが現実です。
なので、一緒にいる時はとにかく「褒めること」を意識して、
どんなに些細なことでも褒めてあげる
ようにしましょう。
ご挨拶ができたら褒める、靴を一人で履けたら褒める、ウ〇チ出たことを教えてくれたら褒める。
年少さんだったら当たり前にできてしまう子の方が多いかもしれませんが、長女にはこういったことも大袈裟に褒めるようにしています。
ひとつひとつの行動に、いちいち長所を見つけてあげる感じですかね。
最初は意識していないと「褒める」行為がすぐにできませんでしたが、慣れてくれば本当にいちいち褒めることができるようになります。
推しをひたすら愛でる普段の私に意識を切り替えれば、意外とできました(笑)
また、当たり前ですが子どもだって大人だって、褒められれば嬉しいに決まってるんですよね。
意識して長女を褒めるようにしていたら、長男や次女のことも
「良い所見つけて褒めてあげなきゃ!」
という気持ちが出てきて、同じように褒められるようになっているような気がします。
特に長男はすぐに我慢して強がる子なので、長女同様にたくさん褒めるようにしています。
これはこれで、他の兄妹にも良い影響になっていると思っています。
そもそも、叱っても意味が通じていない
まだ3歳で悪気無くイタズラもする長女ですが、そもそも会話が完全に通じない子なので、
叱った所で、肝心の叱られた理由は理解できていない
です。
夫も似たような所があって、大人の夫の場合は、
「多分(?)俺が悪いですっ!」
私に何か注意されたら、反省とかの前に意味もなく条件反射的にすぐに謝ってきます。
ただ謝っているだけなので、何を注意されたか、次は何を気をつけたらいいか全く理解していないので、次も同じミスを繰り返し、再び私に注意されるという悪循環になります。
なので最近の夫に対しては、必ず注意の内容を互いに再確認するようにしています。
(参考までに! 「気をつけてね」だけでは何も改善されないなら、大人の発達障害かも?)

(不注意を繰り返す夫は、案外反省しているつもりでも何も考えていない場合があります)

これが3歳の長女の場合、すぐに泣きます。
「おかーしゃんが怒ったー!」
ただ親に「怒られている」ということしか認識できていないため、それがとにかく嫌で、ただ泣き叫んでいるのでしょうね。
こんな子に、理路整然と注意をした所で、はっきり言って無駄です。
本当にダメなことなら、
「それはダメだよ!」
と短い言葉で注意するくらいで充分でしょう。
「なぜいけないのか」を理解させるには、もう少し大きくなってからです。
もちろん、叱られるようなことをしているのに親が全く叱らないなんてことは逆に良くないので、何か悪さをすれば親としてキッチリ叱りますが、
それ以上にたくさん褒めてあげましょう
ということです。
褒めてあげている時は、長女の顔もとても穏やかです。
(参考までに! 言葉の遅い子には「同意する」ことから始めましょう)

叱られてばかりの人生だった夫は…
ちなみに、子ども時代から叱られてばかりだったらしい夫は、
素でこんなことを言う大人になっています。
(参考までに! 発達障害かもしれない夫の乳幼児時代の症状)

とはいえ、夫の場合はネガティブ思考とかではなく、逆に突き抜けた感がありますね。
幼少期から叱られ過ぎて、プライドとか自己肯定感とか大人になってから更にバッキバキに折られて、
「てゆーかこれ以上どうしろと?」
と、開き直っている感が凄まじいです。
落ち込むことが続いた精神的にボロボロだった20代の時を経て、今では同じようにダメージを食らっても鋼の精神を手に入れたことでダメージ半減!というイメージですかね。
心の身のまもりだけは最強クラスの夫…?
妻の私から言わせれば、夫は神経も何もかもが鈍いので、心に刺さるダメージもさほど食らってないのだろうな、と思っています。
聴覚以外の神経が全て鈍感で、途中でプライドも捨てて、義母さんに似て根がポジティブな夫だからこそ、ここまで突き抜けられたのかもしれません…。
(夫は「俺にプライドがあったら今頃生きていない」と冗談に聞こえない冗談もよく言っているので、若い頃はやはり相当苦労したようです)
だからこそ褒めて育てたい
そんな夫ですが、人生であまり褒められなかった自分の経験から、長女のことはたくさん褒めてあげたいと常日頃から言っています。
「発達障害は、学校や社会に出れば圧倒的に叱られることの方が多くなる」
と夫は断言していて、そのためにも今から褒めてあげられることは盛大に褒めてあげて、短所を補うのではなく長所を伸ばす教育をして、同時に精神も鍛えて、自立して社会で生きられる術を見つけてあげたいようです。
私も夫と同じ考えなので、3歳の現在はとにかく褒めて褒めて、自尊心を傷つけないように長女の「らしさ」を伸ばしてあげたいと考えています。
まとめ
発達障害の子への接し方として、
- 「5つ褒めて1つ叱る」を基本にする。
- 些細なことでも大袈裟に褒める癖を親がつける。
- 叱ることはあっても、それ以上にたくさん褒める。
を意識しながら、お子さんと接するようにしましょう!
私は未だに意識していないと「褒める」ことを忘れてしまうので、絶賛修行中です。
(「同意する」ことと「褒める」ことを心掛けていたら、4ヶ月ほどで会話もどきができるようになってきました!)

(会話もどきから5ヶ月ほどは成長が停滞気味でしたが、4歳前になって3語文は定着してきました!)

…というわけで、子が発達障害だった時の対処法 とにかく褒めて褒めまくれ! 基本は「5つ褒めて1つ叱る」こと! でした!
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