こんにちは、あーさんです。
発達障害(アスペルガー症候群)の疑いがあると指摘されている我が夫、とーさんですが、妻である私が、
「この人、発達障害なのかな……?」
と疑問に思い始めて、それからなんやかんやあって夫がカウンセリングを受けることになって、同時に知能検査も受けて
「発達障害かもね☆」
と言われてから、なんとか離婚危機を乗り越えて今も夫婦をしている私たちですが(端折りすぎ?笑)、いや~まだ結婚して数年なのに、色んなことがあったなぁ~と思います!
そんな私の経験から、「自分の旦那が発達障害かも……?」と疑惑を感じたら、まずやるべきこと、考えるべきことをお話していきたいと思います。
夫が発達障害かもしれない……と思ったら、まず確認してみる3つのこと
話が通じない、突然キレられる、自分の気持ちを全くわかってくれない、など、夫が発達障害かもと思われるエピソードをお持ちだからこそ、このブログを読んでくださっているのだと思いますが、まず一度、冷静になりましょう。
妻である私たちまでもが冷静さを失ってしまうと、家庭はメチャクチャになります。
お子さんがいれば尚更です!
はっきりと言ってしまえば、悩むことはこれからまだまだたくさん出てきます(笑)
その前段階の話ですので、とにかく最初から冷静に、落ち着いて、夫のこと、自分のこと、家族のことを、落ち着いて考えていきましょう。
一旦、落ち着きましょう☆
(参考までに! 我が夫の症状・特徴具体例前後編)


(夫がやはりアスペルガーかもしれないと思う特徴)

(妻がイライラしている夫の特徴5選)

1.夫が本当に発達障害なのか、今一度考える
まず、
夫が本当に発達障害なのか、しっかりと考えてみましょう。
話が通じないとかキレやすいとか、単なる人間性の問題かもしれません。
例えば、すぐにキレるからといって、それだけで発達障害なんてわけありません。
夫の性格が気にくわないだけで、「うちの旦那は発達障害に違いない!」と頭から決めつけるのは絶対に止めましょう。
(万が一発達障害だったとしても、決めつけが夫婦関係を更に悪化させますし、後々、離婚するにせよしないにせよ、妻のあなたの印象が悪くなるだけです!)
ただ、いきなり病院に行くのは敷居が高いと思うので、最初は素人判断になってしまいますが、ゆっくり熟考してみましょう。
大人の発達障害の症状が自分の夫に当てはまるかはもちろん、その判断材料として、幼少期時代の話は大きな参考になります。
幼少期は、まだ自分を飾ることのない時代なので本来の素の自分が出ています。
夫の当時のエピソードが、よくある子どもの発達障害の症状・特徴に当てはまっているか、まず確認してみるといいです。
我が夫は幼少期の頃、落ち着きが全くなく年中母上様からぶっ飛ばされていたそうです(笑)
大人になった現在の症状・特徴に加わり、幼少期の特徴も発達障害の典型的な特徴に当てはまっていれば、かなり黒に近いグレーです。
私も、それで夫が発達障害じゃないかとほぼ確信し、後に知能検査で臨床心理士さんから夫にアスペルガー症候群の疑いがあると指摘されました。(私は夫がADHDだと思っていたので、そこには驚きはしましたが^^;)
(夫が受けた知能検査のお話については、こちらの記事から!)

話を聞くのは夫本人でもいいですし、夫のご両親、兄弟や親戚でもいいです。
夫の幼少期の頃を知っている方なら誰でもいいから、夫の小さい頃の話を聞いてみましょう。
男の子は多動の症状に出ることが多いので、特に幼少期は、
- 落ち着きがなかった
- 片付けができなかった
- 忘れ物が多かった
といったこと等が今も継続してあれば、ADHDの可能性が高いです。
ADHD診断済の私の甥っ子が、完全にこの症状です。
(ちなみに、夫もこれらに当てはまりました。)
また、
- 一人で遊ぶ時間が多かった
- そしてそれが苦じゃなかった
- 自分の発言で相手を怒らせることが多かった
(本人は相手がなぜ怒ったのか理解できていない)
等の症状ですと、自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の可能性も有り得ます。
(参考までに! 夫の乳幼児期の症状・特徴)

(小学生時代の症状・特徴)

(自閉症スペクトラムと診断された、我が家の3歳長女の症状・特徴)

……ただし、夫の親族に話を聞く場合、聞き方には気を付けましょうね。
「旦那が発達障害っぽいので、小さい頃の話を聞かせてください☆」
なんて言ったら、義両親なら気分を害するかもしれません。
発達障害に理解がない、偏見を持っている年配の方はまだまだいらっしゃいますので、あくまで、
「夫クンの小さい頃の話を聞かせてください☆」
と、可愛らしい嫁を装って聞いてみるといいです。
2.自分の気持ちを確認する
普段の生活態度を顧み、夫の幼少期のエピソードも聞いて、
「うちの夫は違うかもしれない…」
と思った奥様、
「やっぱり旦那は発達障害だわ!」
と確信してしまった奥様、それぞれいらっしゃるかと思いますが、ここでまた一度、落ち着いて考えてみましょう。
発達障害ではないと思った奥様、あなたはそういう人間性の旦那さんと一生やっていけますか?
発達障害でないなら、ご本人の人間性の問題でしょうし、薬で治療ということもできません。
夫婦で話し合って何かしら生活を改善、お互いの妥協点を見つけられるならいいですが(それができないから発達障害なんだと疑ったのかもしれませんが……)、無理ならば、奥様自身が我慢するか、夫婦関係を解消するか、どちらかになります。
よく考えてみましょう。
では、
発達障害だと確信してしまった奥様、
あなたは、一生完治しない発達障害の旦那さんと死ぬまで一緒にいられますか?
発達障害の場合、脳機能の障害なので一生治りません。
何百回と注意しても、夫は悪気無く同じことを平然と繰り返してきます。
無神経なことを平然と言ってくるのも、発達障害夫の特徴でもあります。
(参考までに! 何度注意しても人を怒らせる発達障害夫を反省させる方法は、こちらから!)

(一方的な価値観を押し付けてきて、こちらの話が一切通じないアスペ夫の対処法は、こちらから!)

更に、突然キレられるのも妻の気持ちに共感してくれないのも時たま宇宙人と話しているかのような感覚に陥るのも、ある程度は改善はしても、本人が気を抜いていればすぐにいつもの気の利かない夫に元通りです。
これから本当に病院に行くなら、本当にその診断がつくかもしれません。
診断がついた後のことも、しっかりと覚悟できますか?
夫の発達障害の程度によるものが大きいですが、それでもずっと一緒にいようと思えるか、いや自分にはもう無理だなと思ってしまうかは、本当に千差万別、人それぞれなので、必ずご自分で悩んで答えを出すようにしましょう。
ちなみに、こんなブログを書いているのでもちろんですが、私は夫と一緒にいることを選びました。
酷いこともされたし苦労もかなりさせられたけど、夫はそれらを全部ひっくるめて今も猛省しているし、今だってたまに喧嘩はしますが、夫が私たち家族のことを第一に考えてくれているのは私にも伝わってきます。
そして私自身、ワガママだし女らしくないし料理も手抜きが多いダメ主婦なので、夫の欠点が目立つ発達障害があっても、自分だって完璧人間じゃないので、お互い様だと思うようにしたのです。
夫には短気な私には一切ない大らかさがあって、更に自分の発達障害を自覚する前から努力と経験で(発達障害故の?)自分の欠点をカバーしていて、私はその部分だけは本当に尊敬しています。生半可な努力ではできないからです。
なので、発達障害関係なく、夫婦お互いに欠点を認め合い、尊敬し合える部分があれば、なんとかやっていけるのではと思っています。
だからこそ、発達障害(疑惑)の夫を持つ妻として、私個人としては、同じ立場の奥様方を応援したい気持ちが強いです。
……しかし、夫に対して、情けないとか、一緒にいるのが辛いとか、心底腹が立ってしまう気持ちも、充分過ぎるほどに理解できてしまうので、やはりここは他人がどうこう言って強制する問題ではないでしょう。
それぞれの旦那さんの性格、発達障害の程度によるところも大きいので、奥様がご自分で、答えを出してください。
3.誰かに悩みを打ち明ける
一人で抱え込むのは辛いです。
自分の夫が発達障害かもしれないと思った時点で、信用できる誰かに悩みを打ち明けるとだいぶ心が楽になります。
今でこそ発達障害という言葉が広がり、幼少期から発見して療育していくのが普通になっているので、お子さんが発達障害というお母さんの話はよく聞くようになりましたが、自分の夫が……となると、自分は当事者じゃないし、といっても夫は大人だし、まずどこに、どうやって相談すればいいのかわからないですよね。
専門の相談機関はもちろんですが、身近な友人、家族でも誰でもいいと思います。
それこそこういったブログで悩みを発信してもいいでしょう。
自分一人で全てを抱え込み、悩みを溜め込まないことが一番大事です。
女性は、愚痴をこぼすことでストレス発散をする生き物です。
なので、相談の場では旦那の愚痴を思い切り言ってしまってもいいんです!
こちらは毎日意味のわからないことをされてストレスを溜めているんです。
罪悪感など持たず、普段の愚痴を思う存分に垂れ流してしまいましょう!(笑)
ちなみに私の場合、実姉にだいぶお世話になりました。
そもそも、姉の子、つまり私の甥っ子は小学生になってからADHDと診断されていたので、当初は姉の方が私よりも発達障害についての知識があり、夫の発達障害疑惑も、姉が一番初めに指摘してくれました。
発達障害の人に対しては、食事後に「テーブル拭いておいて」という言い方ではダメだということも、姉から教わりました。
「テーブルの上にあるものをどかして、食事前と同じような綺麗な状態になるよう、拭いておいて」
という言い方でないと、相手に伝わっていないよ、と。
「え、何それそこまで言わないといけないの……?」
しかし、実際に夫に上の言い方をしてみると、
「その指示だとわかりやすい!」
と、それまでは「汚れを塗ったくっただけだろ!」みたいな超絶雑だったテーブル拭きが、しっかりと綺麗に拭いてくれるようになりました。
そこまで言わないと伝わらない夫にげんなりしたのも事実ですが、それを教えてくれた姉にはとても感謝しています。(夫に言わせると、「テーブルを拭いて、だけじゃ、綺麗にしなさい、まで意味が伝わりにくい」「細かく指示を出さない方が不親切」とのことですがね……(# ゚Д゚)ペッ!)
このように、誰かに相談することで何か打開するかもしれないし、愚痴をこぼすことでストレスも発散できます。
もしかしたら、第三者の意見を聞いている内に自分の夫はやっぱり発達障害でないかもしれない、とか、こういう言い方をすればいいんだ、など、違った見方を発見できるかもしれません。
しかし、もし本当に夫が発達障害であるならば、誰にも言わないまま毎日何かしらとやらかす夫と接していると、逆に
「自分の方がおかしいのかな……?」
と間違った思い込みをしてしまうかもしれません。
そんなことは本末転倒です。
自分一人で抱え込むことだけは、絶対に避けましょう。
(参考までに! 一人で抱え込むだけの生活をする必要はありません!)

(我慢ばかりしていると危険かも!? 私が普段から実践している、カサンドラ症候群にならないための3つのポイント!)

まとめ
長くなってしまいましたが、自分の夫が発達障害かもしれない、と思ったら、次の3つです!
- 夫が本当に発達障害なのか、今一度考える。(夫の幼少期の頃の話を聞く!)
- 自分の気持ちを確認する。(発達障害疑惑の夫と一生一緒にいられるか考える!)
- 誰かに悩みを打ち明ける。(悩みやストレスは一人で抱え込まない!)
まずは、この3つを抑えておくといいです。
冷静に、これらをクリアしたら、次の段階に進んでいきましょう。
次の段階とは、
実際に病院で診断を受けてみるか、否か
です。
奥様も事前に覚悟して、夫に話をしてみましょう。

ちなみに我が家の場合、正式な診断を受けず、私たち夫婦なりに解決策を日々模索することを選択しました。
そのために必要不可欠なのは、何よりも夫本人の自覚ですよ!
(参考までに! まずは発達障害夫に自覚して貰うこと!)

(アスペ夫に自覚させるには?)

(アスペ夫に自身の特性の改善を促すには?)

最後に、繰り返しになりますが、これだけは絶対に避けて頂きたいのが、1で夫の発達障害を確認する際、発達障害でないのに発達障害だと最初から決めつけて、全てを発達障害のせいにすることです。
話が通じないとか、キレやすいとか、人の気持ちに共感できないとか、発達障害でなくてもそんな自己中心的な人間はたまにいます。
というより、人間は発達障害の傾向が皆あると言われています。
インターネットで検索すれば出てくる発達障害のチェックリストも、誰もがひとつふたつみっつは必ずチェックが入るものです。
なので、私たち全員何かしら強いこだわり、マイルールがあるなど、それぞれ特性があります。
そう考えれば、確かに自己中心的な夫にも発達障害傾向があると考えてもいいのかもしれませんが、単にその人の人間性を発達障害だと言って罵ることだけは絶対に止めましょう。
そんなことは、本当に発達障害を抱えて悩んで頑張って生活している方々に対して失礼極まりない話です。
……と、いうわけで、夫が発達障害かもしれないと思ったら、まず確認してみる3つのこと、でした!
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