自己紹介
はじめまして、あーさんです。
ゲーム大好きプチヲタ主婦でございます。
同級生の夫、長男6歳、長女4歳、次女2歳の5人家族です。
発達障害の夫を持つ妻たちの嘆き
「結婚してから気付いたけど、うちの旦那って発達障害かもしれない……」
「いつも何かしらやらかしている旦那、これって発達障害の特徴なの……?」
「大人になってから発達障害と診断された旦那との生活に疲れた……」
「会話が通じない旦那に心底腹立つ……もういい加減にしろ!」
……等等、夫に対して「発達障害かもしれない」と疑惑を感じている奥様方、もしくは既に診断済で「毎日の生活にもう疲れた……」と感じている奥様方、
悩みは皆さんそれぞれ千差万別でしょうが、おそらく共通している悩みは、
「いい大人を相手にしているはずなのに、どうしてこんなにも話が通じないの?」
という点じゃないでしょうか。
ちょっといい加減にして貰えませんかねぇ……
何か相談したいことがあるのに、無視される、黙りこくられる、話の切り替えができないから会話が一方通行……毎日こんな調子じゃ、妻としてはほとほと困り果ててしまいますよね。
でも、夫のこういった性格の原因が、発達障害だったとしたら……?
私自身、夫が発達障害の疑惑ありと指摘されている妻の立場です。
今振り返ると、日々の生活の中で、
「こいつ何かおかしいぞ……?」
と、言葉では具体的に表現できないほんの少しの疑問を感じていたことが、発達障害を疑う一番最初のきっかけになっていたように思います。
そして、一番最初に疑問に感じてから現在まで、本当に色々あった中、結果的に、今は夫も自身の発達障害の特性を自覚し、私も夫の特性を理解し、夫婦の意思疎通を疎かにしないことを大切にしながら、家族で仲良く暮らせています。
そんな私たち夫婦の経験、発達障害の夫を持つ妻側からの対処法・意見、当事者である夫自身ができる対処法・意見を、当ブログでは細かく解説していますので、
発達障害(疑惑含む)の夫を持つ奥様方には、是非とも参考にして頂きたいです!
発達障害疑惑のある、夫との生活
さて、正式に病院で診断がおりていないとはいえ、知能検査(WAIS-Ⅲ)の結果、アスペルガー症候群の疑いがあると指摘された我が夫、とーさん。
会社員生活だった新婚の頃は夫に対してそこまで不満はなかったものの、新しく事業を始めるために会社員を辞めた後辺りから、私の中での疑惑はどんどん膨らんでいきました。
今でこそ夫との諍いはかなり落ち着いたものの、彼が新しく仕事を始めた後の生活は、正直平坦なものではありませんでした。
- 口先では仕事の理想ばかり言う割に、現実は全く理想とかけ離れた要領の悪い行動。
- 業務上、私の実家にまで多大な迷惑をかけているのに、表面上は我関せずな態度。
- 金銭的に苦しい生活なのに、相談しようとすると黙り込んで話し合いにもならない空気。
- 第三者に現実を突きつけられると、的外れの意味不明な供述しか繰り返さない言動。
- 家でも仕事でもミスばかりを繰り返し、それを指摘しても全く改善の兆しが見えない…。
……等々、一緒に生活しているだけでストレスフルマックスな毎日でした。
当時、長女を妊娠中だったこともあるのか、私は常にイライラして夫に文句ばかり言っていました。
「文句ばかり言っているこんな生活、もう嫌だ……」
「第一子の時のような、穏やかな妊娠生活を送りたい……」
「どうしてこの人、こんなにも話が通じないんだろう……」
本当に毎日、こればかり考えていました。
まだ当時は1歳半だった長男にまで八つ当たりで怒鳴り散らしてしまうほどで、後から聞くと夫もこの時期は辛かったようですが、正直こちらも本当に本当に辛い毎日でした。
長男には申し訳ないことをしたなと、今でも猛省しています。
そんな時、実姉から指摘されたのです。
「こう言っちゃアレだけど、もしかしてとーさんって発達障害じゃない?」
言われた瞬間、冗談抜きで目が覚める思いでした(笑)
どうして今まで気付かなかったんだろう、と。
(夫が発達障害かもしれない、と疑いを持った時に読む記事は、こちらから)
そもそも既に甥っ子(姉の子)がADHDと診断されていたので、姉よりは劣るものの多少のことなら私も発達障害について知識がありました。
自分で調べて、姉にも甥っ子の症状等を聞いて、夫にも幼少期の頃の話を聞いて、そうしたらもうね、速攻で確信です(笑)
「この人、発達障害だわ。間違いない!」
謎はすべて解けた!!
とは、まさにこのことでした。
要領がとにかく悪いのも、
他人の言動・態度にアホみたいに鈍感なのも、
現実を指摘しても理解していないような態度も、
言い訳ばかりで結局は何も改善に繋がっていなかったのも、
同じミスを何度も何度も何度も繰り返すのも、
発達障害が原因だったのかもしれない!!
……いや、原因がわかったところで何の解決にはならないのですが、
いい大人を相手にしているはずなのに、話が全く通じない
という、あの極限のストレスのことを考えると、原因がわかっただけでなぜか安堵してしまったのです(笑)
一時は宇宙人と会話しているんじゃないかと本気で思ったほどです。
知能検査でアスペルガーの疑いありと指摘された夫
結果的に、知能検査(WAIS-Ⅲ)を受けた夫はアスペルガー症候群の疑いありと指摘されました。
夫本人も私も、
「え? ADHDじゃなくて、そっち?」
と驚きはしましたが、今では夫婦共に納得していますし、正直やっぱりADHDの要素があるんじゃないかということも、夫本人は自覚しています。
(知能検査を受けた時のお話は、こちらから)
そんなこんなで、正式な診断は受けていないものの、臨床心理士さんから「疑いがある」までは指摘された夫ですが、こんな彼とも、今ではそこそこ平穏に家族をしています。
たまに(しょっちゅう?)喧嘩もしますし、今でも、夫特有の空気の読めなさ、悪意のない不愉快な言動に心底腹も立ったりしますが、概ね平穏です。
夫本人が自覚し、妻も夫を理解することで乗り越えた壁
発達障害かもしれない、と思った時期から、知能検査を受けた直後くらいまでは、夫も私も、非常に辛い時期でしたが、何度も何度も話し合うことで、現在は幾度となく勃発した夫婦解消の危機を乗り越え、子どもらと一緒に平和に過ごすことができています。
この、今の平和の生活の基本となっているのが、
とにかく夫に自身の特性を自覚して貰うことです。
夫との生活を経て、私が個人的に激しく推奨しています。
というより、まず自覚をして貰わないと、日常生活でも仕事の面でも全くお話になりません。
(参考までに! 一番はじめの妻の対処法とは?)
我が家の夫の場合、
- 知能検査で視覚的に結果が出たこと
- 臨床心理士の方から「アスペルガー症候群の疑いがある」とはっきり指摘されたこと
- 何より、幼少期からの人生が思い当たることばかりだったこと
この3点のおかげで、夫は比較的すんなりと自覚してくれました。
なんというか、「あ~、確かに言われてみればそうだなー」という感じみたいですね。
自覚をすることで、夫も自身の特性を治そうと意識してくれますし、妻の私からしても、夫と対等でいられ、夫のことを理解しよう、という気持ちにさせてくれました。
発達障害(疑惑含む)の夫を持つ奥様方へ
発達障害にも色々あります。
100人いれば100通り症状の出方が違う発達障害なので、100人の発達障害の旦那様がいらっしゃれば、奥様方の悩みも100通りあるのではないでしょうか。
幾つかの共通の悩みもあれば、その旦那様特有のこだわり故の奥様個人の悩みもあるでしょうし、そこは本当に千差万別でしょう。
ただ、おそらく奥様方が抱いている、夫に対しての怒り・不満・憤り・呆れ……等の負の感情は、皆さん驚くほどに同じなのではないかと思っております(笑)
というか、夫が発達障害(疑惑含む)の場合、どうしても感情のすれ違いが日常的に頻発するので、否応なしに妻のストレスはフルマックス状態になりがちですよね。
本当にねぇ、毎日毎日毎日毎日同じことを言ってもわかってくれないし、いつも何を考えているんだかわからない顔しているし、他人の気持ちには新生児並に鈍感だし、ここだけで本音を言わせて貰うなら、
「ふざけんな本当にいい加減にしろっ!!」
って話ですよね。
わかります……そのお気持ち、本っ当に、よくわかりますよー(泣)
私も、地団駄を踏みたくなるくらいの悔しい思いを何度もしましたし、夫とは宇宙人と会話しているかのような感覚で全く話が通じず、無駄に泣いた経験も何度もあります。
もう、本当に辛い毎日でした……正直、子どもだけと過ごしている方が、私の心の安定は保たれるんじゃないかと本気で思ったほどです。
しかしリコンは完全拒否する当時のクソ夫。
……まぁそれでも、一度は結婚をした間柄。
お子さんがいるなら尚更ですが、再び家族で仲良く暮らしていければ、もちろんそれがベストな方法です。
我が家も紆余曲折ありましたが、現在は折り合いをつけて平和に過ごすことができています。
そんな私の経験、発達障害(疑惑)の夫を持つ妻の立場から、夫に対する対処法や、夫本人の証言から逆に夫側の意見も交えつつ、ブログで発達障害夫への対処法を解説させて頂いています。
そしてこのブログが、おこがましくもほんの1ミリでも同じ悩みを持つ奥様方の助けにならせて頂ければ、非常に嬉しい限りです。
同じ発達障害夫を持つ妻として、こんなに嬉しいことはございません。
そう、悩んでいるのはあなただけじゃないのです!
地味に削られる精神力が最後の0になる前に、早めに夫への対処をこなして、あなたの心の安寧を取り戻しましょう☆
長女も発達障害と診断
2020年春、夫ではなく、3歳を過ぎた我が家の長女が、発達障害(自閉症スペクトラム)と診断されました。
正直、夫の子だしとにかく言葉が遅い子なので、1歳半くらいからずっと疑ってはいたのですが、ようやくここで診断が下りたことで親としては安心しています。
既に発達障害疑惑濃厚の夫に散々苦しめられていましたが、それが我が子となると怒りだけで対処できないというか、正直に言うと夫のようになって欲しくないという気持ちもあり、これから冷静さを失わずに療育・教育していきたいと考えています。
そんなワケで、長女の成長も、細々と記録していきますね。