自分のやり方・価値観を押し付けてくるアスペルガー夫の心理から探る対処法

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こんにちは、あーさんです。

アスペルガー症候群の疑いがあると指摘されている我が夫・とーさんは、今でこそ他人に対して寛容で話もちゃんと聞いてくれますが、学生時代は自分のやり方・価値観をゴリゴリに押し付けてきて、こちらがそれを受け入れないと逆切れしてくるという、心底クッソムカつく問題のある男でした。

 

(アスペルガーかもしれない我が夫の特徴は、こちらからドウゾ)

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この特性が、アスペルガー症候群の傾向があるが故だったのか、単純にそういう性格だったのかは今となってもわかりませんが、本日はそんな価値観の押し付けをしてくる人間の心理から、確実な対処法を解説していきます。

 

目次

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自分のやり方・価値観を押し付けてくるのは、アスペルガー症候群だからなのか?


一概にそうは言えません。

 

というのが、私の意見です。

 

前置きとして、価値観を無理やり押し付けられて、良い気分になる人間はごく少数派でしょう。

自分のやり方・価値観を押し通す人間は一様にして「自分の考えが絶対に正しい」と思い込んでいるので、こちらの価値観を否定されることも稀ではありません。

そう考えると、価値観を無理に押し通す特性というのはあまり歓迎されるものではない、というのが、当然ですが世間一般の認識に近いのだろうと思います。

 

しかし、こういう世間一般的な「困った特性」があると、全て「発達障害」という括りにひとまとめにしてしまうのは、なんとも乱暴な話です。

 

価値観を押し付けてくるのは、単純にそういう性格なだけかもしれないのに。

 

決め付けはダメよ!

 

ただアスペルガー症候群は、

 

自分の物差しだけで物事を判断してしまいがち

 

という特徴があります。

 

つまり、自分とは違う他人の考え・価値観を理解しにくいのです。

 

だから、相手を否定する言葉を口にしてしまうことが多い。

 

これらの特徴から、自分のやり方・価値観を押し付けてしまいがち、ということもやらかしてしまうわけですね。

 

能天気な夫に呆れるのは今も昔も変わらず……。

 

それでも、だからといってやはり

 

「価値観を押し付けてくる」=「アスペルガー症候群」と決めつけるのは短絡過ぎ

 

です。

もしそういった特性の方が夫をはじめ身近にいらっしゃっても、たったそれだけで早計に判断することは止めましょう。

可能性としては確かにありますが、あくまで可能性の話なので、頭から決めつけるのは非常にナンセンスです。

 

価値観を押し付けてくるアスペルガーの心理とは?

さて、前置きがかなり長くなってしまい恐縮ですが、ようやく本題です。

 

まず、価値観を押し付けてくるアスペルガーの方は、

 

絶対的なひとつの答えしか持ち合わせていません。

 

世界は多面的だということに全く気付いておらず、視野も非常に狭いです。

 

(参考までに! アスペルガーは視野が狭い傾向にあります)

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例えば、カレーライスがあります。

カレーの食べ方やトッピングの好みは人それぞれ違うと思いますが、ある奥様の夫はカレールーとライスをかき混ぜてから食べる派だとします。

その「カレーはかき混ぜて食べる」価値観を、相手の言い分・価値観を全て無視して延々としつこく押し付けてくることがあると、アスペルガー症候群の可能性があります。(あくまで可能性ですからね!)

 

「カレーはかき混ぜて食べるのが美味しい!」

 

と、

純粋にその答えしか頭にないから、「悪気無く」、相手にそれを勧めてくる

のです。

 

「かき混ぜて食べると美味いのだ!」

 

酷い場合は、勝手に自分のスプーンで奥様のカレーをかき混ぜてくるかもしれません。

しかし、かき混ぜないで食べる方も多数いらっしゃいます。

我が家はトッピングに目玉焼きを乗せますし、もしかしたらマヨネーズやソースをかける方もいるかもしれません。

 

カレーをかき混ぜて食べる派のアスペルガー夫は、

 

自分以外の方法・やり方(ここで言うカレーの食べ方)は知りません。

 

カレーはかき混ぜて食べること以外、あり得ないのです。

 

1+1=2 みたいなもので、かき混ぜて食べることが絶対的な答えです。

少なくとも本人はそう思ってるし、信じています。

 

まるでニュートンの法則のように、

そうしたら(カレーがあるなら=リンゴが落ちたら)、

その答えしかない(かき混ぜて食べる=地面にぶつかる)、と。

 

だから、

「私はかき混ぜないで食べるから」

とか、

「勝手にかき混ぜないで」

 

等言っても、話は一切通じません。

 

否定されてもわからないし、そもそも否定されることが有り得ないのです。

1+1=3 になるようなもので、「それ以外の答えがあるわけじゃないか!」という発想です。

 

こちらの言い分をわかって貰おうとしても、無駄です。

その時に夫がオムライスを食べていたとして、

 

「カレーがかき混ぜて美味しいと言い張るなら、オムライスもかき混ぜて食べれば?
そっちの方が美味しいから、って何度も何度もしつこく押し付けられたら嫌でしょ?」

 

「押し付けはダメよ!」

 

と反論しても、

「何言ってんの? オムライスはかき混ぜないよ」

で話は通じません。

 

 

こうなると、もはやもう宇宙人の相手をしている気分のようになります。
(私は夫が宇宙人に見えましたし、学生時代の夫は逆ギレしてきやがりました)

 

アスペルガー夫にしてみたら、カレーライスとオムライスは比較対象になりません。

 

「俺はオムライスの食べ方を知っている(=かき混ぜないで食べる)から、教えて貰う必要はない」

 

という心境です。

その場で勝手にオムライスをかき混ぜられればもちろん「嫌」ですが、そもそもアスペルガー夫の中ではカレーとオムライスは全くの別物なので、

 

「カレーを勝手にかき混ぜられて嫌だ」

 

とこちらが訴えても、所謂「逆の立場になって考える」の完全対象外になってしまい、

 

「自分の食事(ここではオムライス)を勝手に誰かにかき混ぜられる」という発想ができない

 

= 相手が感じている「自分の食事(ここではカレーライス)を勝手にかき混ぜられたら嫌だ」という心情もわからない

 

と、なってしまっているのです。
(あくまで親切心で押し付けているだけなので、余計に相手の悪感情が理解できない)

 

なので、もし勝手にかき混ぜられるようなことがあるなら、

 

「オムライスの食べ方は知ってるからしゃしゃるなよ!」

 

という心情から、人によっては怒り出すこともあるかもしれません。

 

押し付けアスペルガーの対処法①

価値観をしつこく押し付けてくる、更に話がちっとも通じないアスペルガー夫の心理を把握したところで、次は対処法です。

価値観を押し付けてくる人間に対しての対処法としては王道ですが、まずはこれです。

 

否定しないで受け止める。

 

これに尽きます。

そもそも、自分の考えがひとつしかなく、それ以外の答えがこの世に存在していることすら想定内にないアスペルガーさんからすると、否定されることがまず有り得ません。

 

上記のカレーの例で言うと、

どやーッ!!

 

 

スパン!

 

……となると、

豹 変 ! !

「なんで? かき混ぜた方が美味しいのに? かき混ぜないなんて有り得ないよ」

 

……と、なります。

こうなると、こちらの言い分が全く相手の頭に通じないので、無駄にストレスが溜まります。

夫ならば家族なので、余計に無駄な体力消耗とストレスが蓄積されるハメになるでしょう。

それらを避けるために、ただ相手の特性に合わせるなんて腹立ちますが、一度は受け止めてあげるのが吉です。

 

そうね……かき混ぜるのも良いかもしれないわね(建前)

 

まさに、「手のひらで旦那を転がす」スタイルです。

 

共感なんてしなくていいです。

 

表向きは夫の言い分に耳を傾けて理解を示(すフリでもOK)しながら、内心では、

「あーあ、また始まったよ……」

と、聞き流しておきましょう。

 

ただ、考え方や価値観について押し付けてきたら完全聞き流しが通用しますが、例で挙げたカレーの食べ方のように、目の前でアスペルガー夫の価値観を実演しなければいけない状況だと、実際にそれ(ここではカレーをかき混ぜて食べる)をしないと、夫の性格によっては、

 

「なんで俺の言うこと聞かないの?(怒)」

 

となる可能性があります。

そんな時は、その場一回だけ言うことを聞いてあげて、あとは話の方向を変える等して夫の意識をこちらに向けないようにしましょう。

とりあえず、アスペルガーの方は承認欲求が強いので、一度は言い分を大いに認めてあげるだけで満足してくれます。

 

私個人的には、面倒なアスペ夫相手には、面従腹背、これで結構だと思っています。

 

(妻の「気持ち」には超鈍感だけど、自分の「気持ち」には絶対に妻にも共感して貰いたい、我が夫の例)

他人に共感はできないけど、自分の気持ちは絶対共感させたい夫
アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)疑惑が濃厚の夫の、観察記録。人に気持ちに超鈍感な夫は共感するのも苦手ですが、自分の気持ちは絶対に妻(私)に共感させようと、あの手この手で話しかけてきます。

 

押し付けアスペルガーの対処法②

①と意味はほぼ同じかもですが、

 

相手の論調に合わせない

 

ことも大切です。

過去の若い私は、自分の考えを押し付けてくる当時の夫と同じ土俵に上がり、自分の考えも主張して夫の言い分を真っ向から否定して完全に論戦場にしてしまったので、最悪の大ゲンカに発展させてしまいました。

 

当時は夫も私も若かった……。

 

今思えば、夫の言い分なんてまるっと無視して、上の対処法①のように否定もせず適当に相槌だけうって、夫にはバレないようにサクッと聞き流しておけば良かったなと思います。
(あからさまに聞き流すと「聞いてるの!?」とうるさいので)

 

そもそも、

 

アスペルガー傾向の強い人は他人の意見は聞かないことが多い

 

です。

話相手の顔色を窺うこともしないorできないので、相手がイラッとし始めている前段階にすら気付けません。

だから必要以上に相手を本気で怒らせてしまったり、不愉快にさせてしまうことが多いのです。

自分の夫や身近な人でアスペルガー傾向があるとわかっているなら、相手の論調に合わせずに話を聞き流す、という術も覚えておくと良いかもしれません。

 

(参考までに! 精神衛生上的には、話が通じないアスペ夫には何も期待しない方が◎です)

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まとめ

自分の価値観を押し付けてくるアスペルガー症候群、その心理は、

 

  • 自分のやり方・価値観以外の答えを知らず、自分だけの価値観が唯一の答えだと信じている。
  • 答えはひとつしかないので、自分の考えが否定されるなんて絶対有り得ない。

 

と、頭の中はこんな感じです。

このような思考回路なので、まともに相手するのは極力避け、対処法としては、

 

  • 否定しないで受け止める = 理解(するフリもOK)だけして、聞き流す。
  • 相手の論調に合わせない = 人の意見を聞かない夫なら、尚更聞き流す。

 

これらを徹底していると、アスペルガー夫との生活でもストレスが多少は軽減されます。
(夫でなくてもアスペルガーでなくても、価値観を押し付けてくる人間には上記の方法で対処可能です)

 

価値観の押し付けをしてくるからと言って、相手がアスペルガー症候群だと決めつけるのは良くないですが、相手がアスペルガー傾向があるとわかっているなら、その心理状態を把握していると対処もしやすくなりますよ^^

 

……と、いうわけで、自分のやり方・価値観を押し付けてくるアスペルガー夫の心理から探る対処法 でした!

 

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