こんにちは、あーさんです。
今日は、アスペルガー症候群(かもしれない)の夫を持つ妻の普段の生活の対処法を、よくある特性の具体例を挙げて解説させて頂きます!
目次
予定変更を極端に嫌う夫の場合、必ず事前通告をせよ!
事前通告とは、
「(予定を立てても)常に何か変更が起きるかもしれない」
ということを、前もって通告・徹底しておくことです。
これ、超必須事項です! テストに必ず出ますよ!
最初にこれを通告しておくことで夫の中で「心構え」ができるので、人によってはまだイライラするかもしれませんが、何も言わずに予定変更になるよりかはイライラ度も違ってくるでしょう。
急な予定変更がザラにある業種の旦那様だったら、既に仕事上で存分に経験されていらっしゃるので言うまでもないでしょうが(我が夫もそうです)、あまり予定変更がない業種の旦那様ですと、突然の予定変更に慣れていないので日常生活での事前通告は絶対必要です。
奥様としては、スケジュールに変更が起きないよう注意していくのが基本になりますが、そうスケジュール通りにいかないことなんて日常生活では普通にありますので、とにかく最初に、
「予定変更は常に有り得るからね」
と一言、通告しておきましょう。
当初のプランとは方向性も何もかもがとにかく違う!というレベルの変更でなければ、大概の方は事前通告だけで納得できるでしょう。
予定変更が日常茶飯事の仕事だと、自然と心構えができる
我が夫も、新人社会人の頃は急な予定変更で苦労したそうです。
新人社会人だった夫の当時の仕事は、朝の出社時にその日のスケジュールを立てても仕事中に100%の確率で急な予定変更が入らざるを得ない業種で、最初の頃こそはスケジュール帳を使っていたそうですが、毎日毎日必ず後からお客さんや会社から電話が入って必ず予定が崩されていくので、スケジュール帳はすぐに捨ててしまったとのこと。
当時の夫は、その急な予定変更のストレスもとにかく半端なくて、過食に走って体重は増えるし、よく社用車のハンドルを殴りつけていたそうです……。(本気で怒ると物を殴る癖がある我がクソ夫です)
……が、そういう業種でいたがために、逆に急な予定変更に慣れなきゃいけないとすぐに思うようになり、いつしか、
「スケジュールを立てても常に、予定変更・予定外の事態が起こり得る」
ということが頭に刷り込まれ、現在では、何かしらスケジュール変更が起きたり予定外の事態が起きても、夫はさほど動じずに「ま、仕方ないよね~」とあっけらかんとしています。
夫の場合もそうですが、特に仕事上では生活に直結するので、本人の意識を変えないと精神的に厳しいです。
仕事上でこういった経験を重ねている方は、上記の心構えが自然に持てるようになっていることが多い
でしょう。
(心構えが持てるようになるまでは、それぞれの旦那様のアスペルガーの傾向・度合い・性格にもよりますので、どのくらいの期間が必要ですとは断言できません。)
これができていると、少なくとも仕事上ではある程度は臨機応変に対応ができるようになり、更にこの心構えを日常生活にまで持ち込めば、本人はもちろん、家族である奥様も以前よりはストレスから解放されます。
仕事上でさほど急な予定変更がない業種の夫ならば、上記で申し上げたように、日常生活で買い物に出る時など、妻がその都度毎回
「予定変更は常に有り得る」
ということを夫に通告しておきましょう。
多少のイレギュラーは受け付けられなくても良い?
これは私個人の考えですが、夫がある程度の予定変更に慣れてパニックにならないようになっても、ひとつくらいのイレギュラーくらいなら受け付けなくても良いのではないか?と思っています。
人間誰しも譲れないことのひとつやふたつはあることですし、急な予定変更が起きても一般人レベルくらいに動揺しなくなった旦那様であれば、多少のこだわりが残っていてもそこは妻側も受け入れてあげたいなーと思うのです。
心構えが持てるようになるまで、夫本人が一番に努力した
わけですしね。
我が家のエピソードで恐縮ですが、3月、私がつわり真っ最中の休日、夫が夕飯にカレーを作ってくれると朝から約束してくれていました。
が、いざカレーを作ろうとしたところで、肝心の市販のカレールーがなくなっていることに気付き、夫はその場で固まりました。
夫の中で
「今日はカレーを作る!」
という思考のみだったので、肝心のルーがないことで夫の思考が完全にフリーズしてしまったのです。
普段食事作りに慣れている主婦の方や料理が得意な方でしたらね、ルーがないなら肉じゃがとか別の物作ろうかーとか、そういう発想にもなるのでしょうが、夫の場合、料理好きでもやはりそうはいきません。
私がつわりで常に吐き気&生野菜の匂いが一切ダメになっていて料理がそもそもきついので、多少作り置き&長持ちになるような料理を作らないといけない、という縛りがあったのも要因かもしれません。
夫は暫く悩んでいましたが、
「ごめん。今日はもう頭の中でカレーを作るってなっちゃってるから、これからカレーのルーだけ買ってきていい?」
と、申し訳なさそうに言ってきました。
正直、その時点で夕方の6時になるくらいだったので買い物に行ってから夫の料理速度でカレーを作り出したのでは夜の7時半を回るな……とは思いましたが(子どもらを早く寝かすために、本来ならば夕飯は遅くても7時半には食べ終わっていたい)、もちろん私は了承。
その日も夫は美味しいきのこカレーを作ってくれました。
上記の一件は、「妻(私)の方が夫に夕飯を作って貰うから文句は言っちゃいけない」という当たり前の遠慮があったのはもちろんですが、急な予定変更に夫がついていけていないという事態も受け入れようと思った典型的な一例です。
このくらいのことなら、妻側も受け入れないと夫側だって可哀想だなと思うので、私個人としては全く問題なく受け流すことができています。
まとめ
では、ここまでのポイントはたったこれだけです。
- 急な予定変更を極端に嫌う夫には、「予定を立てても、常に何か変更が起きるかもしれない」ということを、事前に通告・徹底する。
- 予定変更が日常茶飯事の仕事の夫ならば、「予定変更は常に起こり得る」心構えは自然にできていることが多い。
仕事上では急な予定変更に慣れている(耐えている?)夫でも、家庭内では気を許して予定変更を極端に嫌う方もいらっしゃるかもしれません。
そんな場合も、事前通告だけは必ず行いましょう。よほど有り得ないレベルの予定変更でなければ、大概の方は受け入れてくれるでしょう。
(参考までに! 職場でも応用できる、急な業務変更が苦手な人への対処法は、こちらから)
……と、いうわけで、夫が発達障害だった時の対処法 予定変更を嫌う夫には必ず事前通告をする! でした!
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