夫が発達障害かもしれない……けど、3人目を妊娠した私から言えること

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こんにちは、あーさんです。

 

私事で大変恐縮ですが、今回3人目の妊娠が確定しました☆

既に上の二人の育児だけでも大変ではありますが、夫婦で話し合った結果、やっぱり3人目も欲しい!との結論に至り、なんとかここまで到達することができました。

3月にブログが全く更新できなかったのは、つわりが酷かったのと、子どもらの進級の準備などで全くパソコンを開けなかったからです(汗)

 

さて、妊娠したというのは世間的にはめでたい言葉ではありますが、子どもを授かるまでの経緯はもちろん私にも葛藤がたくさんありました。

おそらく、能天気な夫よりもかなり悩んでいた時期が長いです。

理由は、今のワンオペ育児だけでもきついのに、更に妊娠生活から産後のきつい時期を乗り越えられるかという、体力的な問題。

それと、夫の発達障害疑惑のことです。

 

今回は、発達障害かもしれない夫の特性が遺伝するかも?と思いながら、それでも3人目の妊娠を決断したその経緯を、お話していきたいと思います。

 

目次

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発達障害は遺伝するかもしれないけど、私たち夫婦は子どもをつくることを決めた

発達障害が遺伝するか、というのは、医学的にはまだ確定はしていないらしいですが、身の周りの発達障害の方々のご家族だったり、ネット情報を漁ったりしていると、やはり

「発達障害は遺伝する!」

という意見が多数ですね。

 

夫が発達障害だから、子どもはつくらない。
障がい児を育てる自信がないから、つくりたくない。
無駄に障がい者を増やすことをするな。

 

……などという、個人的には少々心無いと思う意見があるのも、世間の事実です。

 

ちなみに、夫に家系のルーツを聞いてみると、夫は

「父方のばあちゃんが多分俺と同じだな」

と言っています。

 

(参考までに! 夫は病院で診断を受けてはいないものの、知能検査でその疑いがあると言われています。その時のお話はこちらから)

アスペルガー症候群の疑いがあると指摘された夫が受けた、WAIS-Ⅲ(知能検査)のお話
夫がアスペルガー症候群の疑いがあると判断された際の知能検査、WAIS-Ⅲとは? 費用はどのくらいかかる? 更に、夫が正式に病院で診断を受けない理由も、併せて解説しています。

 

(知能検査の結果から夫自身もその特性を自覚してくれて、おかげで私たちは夫婦でいられています)

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発達障害の夫相手に、妻はどのように対応すればいい? 当たり前の対処法の前に、まずは自覚をして貰いましょう。夫婦が一緒に生活していくには、ご本人の自覚が絶対に必要不可欠です。

 

夫の祖母はとてもマイペースで、自分の言いたいことだけを言い、そのせいで他人を傷つけることが多い方だったようで……それは義母さんも仰っていました。

 

 

大人になってから多少マシになったとはいえ、夫も似たような所がありますね。

 

(参考までに! 妻から見た夫の症状はこちらから)

大人の発達障害の症状は? 妻目線から見た夫の症状・特徴 具体例10選 前編
うちの旦那、発達障害かも……と思ったきっかけ・特徴が、よくよく考えたらたくさんあった!?実際にWAIS-Ⅲ(知能検査)で発達障害(アスペルガー症候群)の疑いがあると指摘された、夫の具体的症例・特徴を、不満と愚痴を交えながら妻目線で解説します。

 

(妻がイライラする夫の特徴5選はこちらから)

妻が毎日イライラしている、発達障害疑惑のある夫の特徴5選!
発達障害の夫を持つ妻ならば「あるある」の日常風景かもしれない!? 我が家の場合においての、妻がイラッとする場面・発達障害疑惑のある夫の特徴を、BEST5形式で発表しています!

 

ただ、夫の父がそうであったかは、ちょっと不明です。(私と結婚する前に義父は亡くなられているので、私も直接お話したことがなく判断できません。)

そんな所から、夫は父方の祖母の遺伝が自分にきてるんじゃないかと思っているようです。

私もその話を聞いた時、「孫にも遺伝するのか!」とは驚きましたが、もちろん真実は誰にもわかりません。

 

そもそも、上の子たちの時はどうしたのか? 遺伝した?

夫が知能検査 WAIS-Ⅲを受け、アスペルガー症候群の疑いがあると言われたのは、長女を出産してから間もなくのこと。

 

「コイツ発達障害かもしれないぞ?」

 

と思い始めたのは、長女を妊娠中の頃。

つまり、上の2人を出産してから夫の発達障害疑惑がかなり濃厚になったわけで、

上の子らを妊娠した時は、発達障害が遺伝するかも云々なんて、ちっとも考えていませんでした。

 

なので、普通に結婚して、普通に子どもが欲しいと思い、今回のような悩みを持つこともなく、幸運なことに2人も子どもを授かれたのです。

 

そして現在、長男せーちゃんは3歳半。長女ほーちゃんは1歳半前。

今の所、二人に発達障害の傾向は見られません。
(長女に関してはまだ1歳半にもなっていないので、これから先に兆候が見られるかもしれませんが)

 

今の所、問題ナシと思われる長男です。

 

長女はまだ小さいのでなんとも言えないですが、それでも、1歳半健診の時や3歳児健診の時に何か心配なことがあれば、すぐに発達相談に行こうと思っています。

つまり、長男は遺伝していない。 長女はまだ判断つかない。

といったところでしょうか。
(これから傾向が出る場合もあるので、確定はできませんけどね)

 

→追記! 1歳半健診では長女は問題無しでした。

1歳半健診で発達障害はわかる? 長女の発達相談で心理相談員さんから言われた言葉
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→追記! 3歳を過ぎても怪しいと思っていたら、明確に自閉症スペクトラムと診断されました。

発達障害(自閉症スペクトラム)と診断された、我が家の3歳女子の症状・特徴
以前から発達障害を疑っていた長女が3歳を過ぎて専門の病院で診断を受け、明確に発達障害(自閉症スペクトラム)と診断されました。そんな長女の特徴的な発達障害の症状を、お伝えしていきます。

 

夫と納得いくまでしっかり話し合った

そもそも、私も夫も兄弟がいる環境で育ったので、子どもは絶対2人以上欲しいとは思っていました。

特に、夫の方がかなりの子ども好きなので3人目はできるなら欲しい、という考え。
私も、経済的に育てられるなら生みたい。

気持ち的には「3人目も!」というのが夫婦の本音でしたが、上の子らの時とは違い、今回はすぐに気持ちに折り合いがつけられませんでした。

 

理由はもちろん、夫の発達障害疑惑の件です。

 

なので、3人目をどうするか?という話の時、もちろん発達障害の遺伝の話を出しました。

 

「失礼な話で悪いけど、発達障害の疑惑が濃厚なとーさんのその特性が遺伝したら、どうしよう……」

 

夫であるとーさんだけでもかなり苦労させられているた私。

それが子どもとなったら、一体どうなるのか?

ADHDの子どもを持つ姉のリアルな育児の大変さを実際に見聞きしている私は、自分は姉のようにはできないかも……と、相当不安に思っていました。

しかし夫は、結構あっけらかんと、

 

「え、別にそれならそれでいいでしょ。俺みたいにならないように、小さい内から色々教えてあげればいいんだし」

 

と抜かしやがりました(笑)

 

「軽くない!?」

 

 

 

「発達障害ってできないことが多いけどさ、その子に合うようなできる仕組みを一緒に考えてあげればいいんだよ。ただ「やれ!」じゃ絶対にできないからね。だから、何か特技とか、好きなことでもなんでも、ひとつ見つけてあげるのもいいよね」

 

「俺なら発達障害の子の気持ち、なんとなくわかるし。どうしてできないのかも、今ならわかるから。もし発達障害だったとしても、「できるようになるために」俺も一緒に考えていくよ。それでできたら最高じゃん。もちろん、大変だろうけどね」

 

 

と、バカなのか楽観的なのか、何も悩む素振りを見せずに言いました。

 

「え、そんなものでいいの……?」

 

その時の私はまだ多少の不安が残っていましたが、なぜか夫のこの言葉で、心がだいぶ軽くなったのを覚えています。

なんていうか、万が一子どもが発達障害だったとしても、夫も一緒に悩んで一緒に子どもの将来のことを考えてくれるんだろうなぁ、と思ったからかもしれません。

それこそ、夫なら一番の理解者になれるんじゃないか?とかね。

 

その後二人で、子がリアルに発達障害だった場合のシミュレーションをしてみたり、兄弟に迷惑をかけないためにも、一人でも生きていけるよう自立をさせるなどの教育方針を固めたりと、夫婦でとことん話し合いました。

幸い、夫は私が不満を溜め込む性格(そして最後に大爆発する厄介な性格)だということもわかっているので、私の話にはとことん付き合ってくれる人です。

なので、私が止めどなくどうしようもない不安をひたすら垂れ流していても、嫌な顔を見せずにしっかりと聞いてくれました。

そこから上記のように、二人で不安を解消する方法も話し合い、おかげで、私も3人目をつくろう!という思いに至れたのです。

 

家事の協力体制も話し合っておく

夫が家事に積極的に協力してくれることも大きいです。

今回は上の子たちの妊娠・出産の時よりも更に、体力的な心配があったので、夫の協力は絶対不可欠でした。(双方の実家はほぼ頼れない状況なので)

つわりの時と産後は特に、

 

「家事が疎かになる、というかご飯作れない!」

 

と最初から宣言し、その時期は週末に食事を作り置きしておこうと決めたので、夫も先月のつわりピークの時は毎週末に食事をいくつか作っておいてくれました。

最初にできないと宣言することで、夫にもその覚悟を持って貰ったことが、家事の協力体制を築けたのだと思います。

 

夫は突然の事態に非常に弱い人間なので、イレギュラーなことが起きるとフリーズして思考が一旦落ちます。

なので、こういうタイプの夫には、

 

事前にイレギュラーな事態を宣言し、シミュレーションさせておく

 

といいです。

 

(参考までに! アスペルガー疑惑のある夫の特徴はこちらから)

WAIS-Ⅲ(知能検査)で指摘された、アスペルガー症候群かもしれない夫の特徴
WAIS-Ⅲ(知能検査)を受けた結果、アスペルガー症候群の疑いがあると指摘されている夫。一緒に生活していると、やっぱりアスペルガーかもしれないと思わざるを得ない特徴はあった! ほんの一部ですが、それらの特徴を妻目線で解説しています。

 

シミュレーションすることで、「この時は、こうする」と頭の中で整理できるので、いざイレギュラーなことが起きても即座に対応できます。

夫も私が長女を出産時、陣痛が来たら……というのを前もって何度もシミュレーションしていたらしく、実際に夜中に陣痛が始まった時、夫はパニックになることなく、陣痛で苦しんでいる私よりも遥かに冷静に動けていました。

「妻はこの時期、戦力外」と前もって話をしておくことで、夫の協力体制を強化し、3人目の妊娠から出産、産後までシミュレーションしておいたのが功を奏しました。

 

育児はいちいち指示した方が早い……かも

家事については事前シミュレーションで上手いこと回りましたが、子どもたちの世話=育児については、我が夫の場合はいちいち指示しないと駄目でした。

つわりが始まった当初、夫は朝自分の支度だけをしてさっさと会社に行っていましたが、その態度に、

 

「つわりのせいでだるい、常に吐き気がある、しかもまだ私も仕事がある、そんな中お前はしんどい私を横目にさっさと会社に行くのか! 潰すぞ!

 

と私がブチキレ不満をぶちまけると、

 

 

と、その時初めて夫は私の体調不良・不満に気付き、ようやく「俺はどうすればいいの?」という発想に至りました。
(「どうすればいいの?」じゃねーよボケが!と思ったのは内緒です。)

育児なんて、私たち母親にしてみたら毎日のことなのでいちいち細かく考えなくても普通にこなしていますが、夫の場合はいちいち指示しないと駄目なようで、

一度行動をパターン化すると機械のように動けますが、応用だったり臨機応変ができません。

 

なので、子ども関連で何かイレギュラーが生じた時は、

 

「言われなくても(あんたの子どもでもあるんだから自分で考えて)やれよ」

 

が不得意なこともあり、私がその都度指示し直すようにしています。

正直この方が早かったりもするので、いちいち指示する手間はありますが、的外れなことをされるよりかは格段にストレスが減ります。

 

(参考までに! 発達障害夫の「行動のパターン化」は育児家事をする際にとても有用なので、家事は「できない」発達障害夫をお持ちの奥様は、こちらをどうぞ)

夫が発達障害だった時の対処法 共働き夫婦必見! 家事ができない夫のタイプ別対処法
発達障害の夫相手に、妻はどのように対応すればいい? 共働きなのに発達障害の特性が原因で家事が「できない」夫には、タイプ別に対処法があった! 共働きのご夫婦は必見! 夫にも家事を協力して貰って、家庭円満に過ごしましょう。

 

最後に

現在は価値観も多様化しています。

結婚するのもしないのも、人それぞれ。
子どもをつくるのもつくらないのも、夫婦人それぞれ。

結婚したなら家族になる覚悟が必要ですし、子どもをつくるなら親としての責任を持つのは当然なので、そういった場面で色々な選択をする際、それを外野がとやかく批判するのは如何なものでしょうか。

 

自分が3人目を授かれたことは、とても幸せなことだと思っています。

反面、世間の一部では「発達障害だとわかっているなら子どもをつくるな」という意見があるのも事実です。確かに、綺麗事だけじゃ語れない部分もたくさんありますからね。

 

それでも私は、後悔はしていません。

 

体力的にきついなぁーとは思うし、これから産後、絶対に愚痴が出るのも想定内のことではありますが、夫婦で話し合って決めたことですので、それを他人からとやかく言われる筋合いはないと思っています。

 

私たち夫婦は一応?意思疎通ができるようになってきたので、今は会話に一方通行がありません。

意思疎通ができる、話が通じる夫ですと、家族間で何かあった時にすぐに夫に相談し、夫婦で何かしら話し合えます。

発達障害の傾向が強い旦那さんですと、この意思疎通すら難しい場合もあるので、そうなると私も、子どもをつくるのを躊躇したかもしれません。

幸い、我が夫とはこれまで散々喧嘩を繰り返した結果、お互いに話が通じるようになったので、私の言いたいことは夫の頭にしっかりと届いています。

この部分が、非常に大きかったです。

 

親として責任を持って他人に迷惑をかけないように子どもを育てていくのは、当然のこと。

万が一子どもが発達障害だったとしても、夫婦で協力して自立の道を開いてあげるのが親の務めだと思っていますし、覚悟もしています。

もちろん、その時になったらまた悩み事が増えるのでしょうが、そうしたらまた、夫婦で話し合って今後の方針を決めていこうと思っています。

 

とりあえず、ここまでこれたことを家族に感謝しながら、おそらく人生最後になるであろう妊娠生活を楽しんでいきたいです!

 

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