こんにちは、あーさんです。
我が夫とーさんは、自分でも
「俺って本当に視野が狭いよな…」
とよくぼやいています。
「視野が狭い」は、物理的な意味でも精神的な意味でも通じるものがありますが、今回は、価値観においての視野が狭いアスペルガー症候群夫に対しての対処法をお伝えしていきます。
目次
視野が狭いアスペルガー症候群
視野が狭いことを自分で認めている我が夫・とーさんは、物理的にも精神的にも視野が狭いです。
物理的な意味とは、
- スーパー等で明らかに邪魔な場所にいて他の人が迷惑なのに、それに気付かない
- 車の運転中、一方通行等の標識に気付かないことが多い
等で、しかし不注意スキルも際立っている夫なので、これらがアスペルガー要素からきているのかADHD要素からきているのかは、正直私にもわかりません。
(夫本人は「両方じゃない?」と言っています)
どっちだろう?
そして精神的な意味で言うと、
- 自分の意見が常に正しいと思いがちで、それ以外の答えはないと思い込む
- 相手が自分と違う意見なことが有り得ないので、無駄に食い下がる
等、とにかく自分以外の考え・価値観にまで、全く視野が及びません。
この視野の狭さは、かなり厄介です。
価値観を押し付けてくるアスペ夫の対処法はこちらにも書きましたが、
「自分以外の考え・価値観なんてあるはずがない」
という驚異的な視野の狭さが、この価値観の押し付けに繋がってきます。
いくら反論しても無駄
- 自分の意見・価値観が絶対的に正しく、
- これ以外の答えはないと思い込みがち
であることが多いアスペルガーなので、こんな方に反論しても無駄です。
間違ってないことを言っているのに、どうして否定するの?
と、相手は本気で意味がわからず、逆上するなり、もしくは悪意なく更に価値観を押し付けてきます。
学生時代の夫がまさにこれで、当時は本当にクソウザイ困った男でした。
そんな夫に当時の話をすると、
「俺のやり方を信じないし実行しないお前こそ、本当に有り得ないと思ってた」
「俺は親切心でアドバイスしてやってたのに、それを無視されて本気で腹立ってた」
とのことで、心底悪気がなく、タチが悪かったことが窺えます。
(参考までに! アスペルガーかもしれない夫の症状特徴!)
このような人間には、何をどう反論しても相手も絶対に折れないので、話をするにしても時間の無駄です。
相手が配偶者の夫だと、構っているだけ尚更ストレスが溜まるだけです。
受け流すしかない
こちらの記事と重複してしまいますが、
視野が狭く自分の価値観が絶対的に正しいと思い込んでいるアスペ夫は、
受け流す
のが一番です。
というより、こうするしかありません(笑)
まともに相手しても絶対にこちらを認めてはくれないので、逆に精神をやられるだけです。
それがどう考えても間違ったやり方でも、こちらが親切心から頑張ってやんわり遠回しに否定しようとしても、相手は無駄にめちゃくちゃムキになって反論してくるだけで、絶対に自分の意見を曲げません(それどころか押し付けてくることが多い)。
こうなると、話せば話すほど同じ土俵に立って話をしても意味がないことを悟るハメになります。
なので、本音の本音では
お前の話なんて聞いてねーんだよ!
と毒を吐いていても、表向きは
へぇ、そうですか~
と、否定も肯定もせずに受け流しておくと、こちらのダメージも最小で済みます。
夫の視野の狭さが改善されたきっかけは
価値観においての視野の狭さ=価値観押し付け
が今では多少マシになった夫ですが、このきっかけは、社会人生活でした。
就職して一般的な会社員として社会人生活を営む中、この困った特性を数年かけて改善できたのは、私にとってはとても幸運なことでした。
夫の場合に限ってですが、夫は幼少期から、
「なぜ自分は人から怒られることが多いのか?」
「なぜ人と同じようにできないのか?」
という悩みを人知れず抱えていて、
「怒られないように…」
「他人と同じようにできるように…」
を、本人の努力や経験則から学んで実践して生きてきました。
夫のプライドが皆無なのも、怒られまくりの人生だったからです。
この本人の努力と経験則でなんとか学生時代までは乗り越えてきた夫ですが、卒業していざ働き出した時、学生時代まで続けてきた無意識の「価値観の押し付け」を誰にでもやらかし続けた結果、それが仕事では一切通じない(どころか逆に怒られまくって肉体的にも精神的にもボロボロになっていたらしいです)ことを身を持って学び、そこでようやく夫は、
「自分の考えが相手にとって常に正しいわけではない」
「他人は自分の思い通りにはならない」
というごく当たり前のことに気付き、価値観を押し付けることを控えるようになったと言います。
このように、
- 元々自分の特性について悩みを持っている
- 視野の狭さが原因で、仕事上で心身に甚大な支障が出る
と、自分の困った特性を改善するきっかけになるかもしれません。
もちろん、特に自分の性格に難あり、ということに1ミクロンも気付いていなかったり、特殊な業務で仕事でも特に支障が出ていない場合は……第三者からの指摘がないと、自主的に改善しようとはしないでしょう。(指摘されても逆ギレで無理な場合もあるかもしれませんが)
(参考までに! アスペ夫に自覚させるには!)
(アスペ夫に自身の特性を改善するよう促すには!)
まとめ
視野が狭いために価値観の押し付けをもしてしまうアスペルガー症候群。
もし夫がアスペルガーだとしても、そうでなくても、視野の狭さが異常に目立つのならば、
- 受け流す
ことを妻は覚えましょう。
夫婦だからと言って、全てがわかり合えるなんて不可能です。(特に夫がアスペルガーならそれは絶対に期待しない方が良いです)
わけのわからないことを夫が主張し出しても適当に聞き流すだけにして、まずは妻のメンタルがすり減らないことを一番に気をつけていきましょうね。
(参考までに! メンタルをすり減らさないことが、カサンドラ症候群の予防にもなります)
……と、いうわけで、アスペルガー症候群の疑惑がある夫は、何事にも視野が狭い傾向がある でした!
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