こんにちは、あーさんです。
知能検査の結果、アスペルガー症候群の疑いが濃厚の我が夫ですが、普段の生活ではADHDの症状も強く出ています。
そんな夫を見ていて思うのが、とにかく認識力が低く、かつ簡単な注意では何も改善しないということ…。
本日は、認識力が低く、「気をつけてね」という注意では意味が通じない発達障害夫への対処法をお伝えしていきます。
目次
認識力が極端に低い発達障害
まずは、物理的な意味での認識力が低い症状を挙げておきます。
- よく人や物にぶつかる
- 落ちている物に気付かない
- 忘れ物が多い
- 頻繁に物を失くす
これらは、視覚的な意味で障害物を認識できていないために起こる症状です。
夫もそうなのですが、明らかにそこに落ちている子供のおもちゃ等に気付かないことなんてしょっちゅうで、よく踏みつけては壊したり自分で痛い思いをしたりしています。
(参考までに! ドジっ子もビックリの発達障害夫の症状・特徴10選前編!)
繰り返すドジっ子っぷりにはもちろん本人もげんなりかもしれませんが、正直、一緒に生活している妻の立場からすると、おそらくご本人以上にイラッとしている回数は多いです。
人の茶碗割るのこれで何度目ですか…?
極端な話、夫が行動を起こすと何かしら落とすし零すしぶつかるし、しかもそれに気付かないことが多いです。
仕事では、ケアレスミスがとにかく多い。
おそらく視野がとことん狭いので、書類上の不備が見つけられなかったり、会社の備品を失くしてしまったりすることが多くなります。
(参考までに! アスペ疑惑のある夫は、何事にも視野が狭いです)
では、そんな時、妻であり家族でもある私たちは、どのようにサポート・対応したら良いでしょうか?
「気をつけてね」という言葉は無意味
夫や同僚のケアレスミスが続いた時、家族・会社の人間が言いがちなのは、
「次は気をつけてね」
という言葉ですが、この言い方で何も改善しない夫・同僚がいらっしゃる場合、もしかするとそれは、大人の発達障害の可能性があります。
そしてこの「気をつけてね」という言い方は、
発達障害の方には意味が通じません。
意味が通じていないから、何度も同じミスを繰り返すのです。
もちろん本人も、
「ごめんなさい」
と謝罪の言葉を口にするし大いに反省しているのでしょうが、
よし、次は気をつけるぞっ
と、「次は気をつけよう」というワードを頭で思っているだけで、
肝心の、具体的に何をすれば良いかという解決案は、ちっとも考えていないのが実情
です。
(参考までに! 口では謝罪して反省したつもりでも相変わらずミスが続く人は、本当は何も考えていません)
なので、私たちが普段口にしがちな、
「気をつけてね」
「ちゃんとしてよ」
という言い方では、発達障害の方には本当の意味で何も伝わっていないし、悪気無く本当に意味がわからない場合もあるのです。
注意の基本は、細かく具体的に説明すること
「気をつけてね」
「ちゃんとしてね」
という言い方では発達障害夫には伝わらないので、私たち周囲の人間は、
具体的な行動を説明する
必要があります。
上で紹介した記事の中にもありましたが、我が夫の場合ですと、お風呂のお湯を汲む際に毎回栓をはめ忘れることが続いたので、私がキレながら行った説明は、
「お風呂を洗い終えたら、給湯ボタンを押す前に必ず先に栓を入れる。
栓がハマっているのを確認したら、次に給湯ボタンを押す。
お湯が零れずにちゃんと汲まれているのを目で確認してから、蓋を閉める」
と、小学生の子供に教えるように、細かく、具体的に説明しました。
すると夫は、
なるほど! そうすればいいのか!
と、私が引くほどビックリするほどに納得して、以来、栓のしめ忘れはほとんどしていません。
「ここまで言う必要あるかな?」と思うほど具体的に説明した方が、発達障害の方にはとてもわかりやすく伝わるので、側にいる人間は面倒でも細かく説明すると良いですよ。
方法論で考える
具体的に説明することが「注意」の基本としても、
認識力が低く視野が狭いことが特徴の発達障害なので、できないものはどう頑張ってもできないことがあります。
(参考までに! 何度注意しても何も改善しない発達障害夫は、できないと諦めた方が早いです!?)
こちらが気を遣った注意をしてもミスを繰り返されるならば、イライラする時間がもったいないので、さっさと諦めた方が早いですね。
そんな時は、
方法論で考える
ようにしましょう。
「なぜできないのか」ではなく、「どうやったらできるのか」を考える
のです。
(参考までに! 夫はこの方法論で、よくやるミスを劇的に激減させました)
上の記事にも書いたように、夫の場合は食事中に汁物が入っているお椀をほぼ毎回零すので、
「なぜ零してしまうのか」よりも「どうやったらお椀を零さないか」を考えた結果、
ご飯と汁物を左右逆に置くことで、そのミスを劇的に減らしました。
このように、視野が狭いがために物をやたら落とす・零すことが多い方ならば、
その原因を考えて「どうやったらできるか」を考える
と、ケアレスミスを激減させることができるでしょう。
まずは、とにもかくにも自覚!
とはいえ、周囲の人間があれこれ言ったって、本人の自覚がなければお話になりません。
発達障害の方と円滑に生活・仕事していく上では、自覚をして貰うことが絶対条件となりますので、ここは特に奥様方、頑張りましょう。(職場の同僚の立場だと難しいですが)
物にやたらぶつかるとか忘れ物が多いとか、ADHDの症状が強く出ている方の場合だと、周囲に迷惑をかけ続けていることが多いため、ご本人もすんなり自覚してくれる可能性は高いです。
自覚ができれば、
- 飲み物がテーブルの角にあれば要注意と捉えるべし
- 背の高いコップ等は腕でぶつけやすいからやはり要注意
等等、定型発達の人間が無意識に行っている「注意」を、意識的に頭で確認することで、それが落としやすいものかどうかを最初に判断、注意を払えるようになりますよ。
「落としやすい所にある物は、俺が必ず落とす(キリッ)」
と無っ駄に偉っそうに豪語している夫も、自分のやらかすドジっ子スキルをいやと言うほど自覚しているので、意識的に注意を向けることで、仕事でのミスは減らすよう努力しています。
家では多少気を抜いているので、最近は長男からしょっちゅう食べこぼしを注意されています☆
まとめ
「気をつけてね」
という注意で夫や同僚がいつまで経っても改善しないならば、断言はできませんがもしかすると、大人の発達障害かもしれません。
我が夫も含め、発達障害(疑惑含む)は認識力が低く視野も狭いためにケアレスミスが多くなりますが、私たち妻ができることは、
- ミスの改善方法を細かく具体的に説明する
- 「どうやったらできるか」を考えてあげる
ことです。
もちろん、ご本人に自身の特性を自覚をさせることが一番改善の道に繋がることは、言うまでもありません!
……と、いうわけで、「気をつけてね」という注意の仕方で何も改善できないら、それは大人の発達障害かも? でした!
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