こんにちは、あーさんです。
前回に引き続き、発達障害(アスペルガー症候群)の疑いがあると指摘された とーさんの症状・特徴について詳しく説明させて頂きます!
前回大まかに挙げた夫の性格・特徴は、以下の通りでした。
- とにかく不注意。ドジっ子を超える不注意。
- 悪気無く人の神経を逆撫ですることを言う。しかも、注意してもしつこく言ってくる。
- イレギュラーなことが起きるとパニック、またはフリーズする。
- 他人が言う「適当」の意味・程度を汲み取るのが苦手。
- 言葉を文字通りに受け取ってしまう。
- 仕事・物事の優先順位をつけるのがど下手。
- 他人の気持ちはもちろん、自分の気持ちにも鈍感。というか無神経。神経なんてない。
- 本を読んでいる時など何かに集中している時は、全く周囲の声が聞こえていない。
- 居酒屋などのガヤガヤした場所は苦手。
- 好きな分野、興味のあることについての知識はかなり豊富。
今回は上記の後半戦です!
後半は私の愚痴は控えめです(笑)
(前編は、こちらから)

(アスペルガーかもしれない夫の特徴は、こちらから)

(妻である私が特にイライラする発達障害夫の特徴は、こちらから)

目次
6. 仕事・物事の優先順位をつけるのが下手
これは言葉通りでそのまんま、本当に優先順位をつけるのが下手です。
何事にも通じます。だから、
仕事でも家事でもなんとなく要領が悪い……。
ちょっと言い方を変えて仕事風に言うなら、「企画書」を作れないとも言いますね。
実は、夫は子どもの頃からある職種にずっと憧れを抱いておりまして、私と結婚した後に独立してその職種に就いたはいいものの、業績が全く上がらず結局廃業した経歴があります。(その時の生活は本当に辛かったです……(´;ω;`))
今から思うと、自分一人で会社を作るなんてこと、夫の性質上とても難しかったんです。
だって、事業計画が作れないんですから。
会社という組織に就職したなら、最初からある程度会社の規約、仕事のやり方などが整えてあるレールが敷いてあって、そのレールに沿って自分にあてられた仕事をして……という感じですが、独立したのならばまず、自分で全てのレールを敷かなければいけません。
そのレールが敷けないのです。
レールが敷けないから、仕事のやり方がめちゃくちゃです。
先程も申し上げたように、夫は優先順位をつけるのがど下手で仕事を順序立てて行うことも苦手なので、今思えばとにかく効率の悪いやり方になっていました。
そんなでは売り上げは下がる一方……そして、結果廃業(゚Д゚;)
本当にねぇ……今なら絶対に、0からレールを敷くなんてそんなこと、夫には無理だったじゃん……ってわかるんですけどね。
当時は私も無知でした……。
7. 他人にも自分の気持ちにも鈍感
他人の気持ちを察することが出来ない
というのは発達障害でよく上げられる特徴のひとつですが、夫の場合も似たような所あります。
夫に言わせると、
「他人にどう思われれても、どうでもいい」
…だそうです。
もしくは、
「何も考えていなかった」
…なので、時たま相手によっては不躾な対応、言動をしているように思われてしまうこともあります。
最近は私がそれを目撃すればすぐに注意をして、夫も悪気無いので(発達障害は「悪気無い」ばっかでイラッとしますが)
「あ、そうなんだ。じゃあ次からはそうする」
と、納得してくれています。
ちなみに、「何も考えていなかった」は非常に多いパターンです。
めちゃくちゃ仏頂面でいるから怒ってるのかと思えば、「何も考えていなかった」
突然黙り込むからどうしたのかと思えば、「何も考えていなかった」
人が話をしている時にどこか違う所を見つめているかと思えば、「何も考えていなかった」
一回本当に思考を停止させてやろうか?(#^ω^)ビキビキ
……と、思うこともしばしばです。
あと、これは夫の性格から考えた妻である私個人の意見ですが、夫は他人に対してあまり執着していないので、余計に鈍感なんだと思います。
夫にも友人はいますが(そもそも私ら夫婦も元は友人関係)、おそらく友人が少ないと自覚している私よりも少ないです。
しかも、決して友達思いとは言えません。
男性だから女性よりもドライということもあるんでしょうが、友人と連絡取れなくなって疎遠になっても、
「別にいっか。それまでの関係だったんだな」
で終わるタイプです。
そしてすぐに忘れます。
ただ、自分で言うのもなんですが、唯一、他人の中で私にはかなり執着しています。
過去に幾度となく離婚騒ぎがあった時も、
「離婚だけは絶対にしたくない!」
…と、頑なに拒否していましたし、
「離婚されたらもう人生どうでもいい。生きた屍になる」
俺の人生オワタ…。
とか言われています。完全にメンヘラ。
夫が学生時代に付き合っていた彼女にフラれた時も、長い間未練タラタラでその話聞いている時はダルかったな~女々しいな~とは思っていましたが、結婚した分、元カノさんよりも私の方が執着が強いのかもしれません。
話を戻して、夫自身も鈍感です。
喧嘩をした時など、私の方が結構酷い言葉を言ってしまっても、夫は大して気にしてなかったりします。
これまでの仕事で上司やお客さんから色んな仕打ちを受けてきたようですが、やっぱり大した傷にはなっていないようです。
夫曰く、
「幼少期からずっと怒られてばかりで自尊心が低いせいか、何をされても言われても「自分が悪かったんだな」って思うようにしている」
と言います。
何より、怒られてばかりの人生では「すぐに忘れる」スキルは必須だったようで、
神経あるのか?と疑問に思うと同時に、鋼メンタル羨ましいとも思います。
8. 集中している時は、周囲の声が全く聞こえていない
夫は読書が趣味ですが、好きな本を読んでいる時の集中力は半端ないです。
真横で話しかけてもウンともスンとも言いません。
「無視してるよね?」と思いたくるなるほど直近で話しかけているのに、ガチで聞こえていません。
テレビを見ている時に子どもに話しかけられても無視しています。
本人にしてみれば無視ではないのでしょうが、傍から見ていれば完全に無視……最悪な父親な絵になっています。
まぁこれは逆を返せば、集中力が物凄いということなんで、私も一概に悪くは言えませんがね。
この集中力を何かに生かせたら、夫の凄い強みにもなります。
(一点集中型の夫だけど、毎日に変化が欲しいために「楽しいことないかな」が口癖です)

9. 居酒屋などガヤついた場所が苦手
これは私もつい最近知りました。
居酒屋などガヤガヤした場所はかなり苦手
のようです。
若い頃は普通に居酒屋で一緒にお酒飲んでたし、うるさい場所嫌い!なんて話も聞いたことなかったのですが、夫曰く、
「居酒屋は声が聞き取りにくいから苦手。頑張っても隣の人の声しか聞けない。本当は一人でまったりお酒飲む方が好き」
とのこと。
以前テレビで放映していましたが、通常の人間は周囲のガヤついた声・音があっても、脳が上手く判断して話相手の声だけを抽出して問題なく聞き取ることが出来るそうです。
しかし発達障害で聴覚過敏を持つ人は、周囲のガヤから話相手の声を上手く抽出出来ないので、ガヤと聞くべき声が同等の大きさにしか聞こえず、聞き取りにくい、とありました。
夫、まさにビンゴ、これでした。
夫の場合、他の部分はほぼ無神経なのに子どもの頃から聴覚だけは過敏だったらしく、短距離走とかのスタートに使う「パァン!」ってあの音もダメだったらしいです。
走り出す前はずっと耳を塞ぎ、鳴るとわかっていても鳴った瞬間にあの音にビックリしちゃって、逆にすぐに走り出せなかったとか^^;
10. 好きな分野、興味のあることについての知識はかなり豊富
これについては本当に感心します。
得意の分野に関しての知識量は、とにかく半端ない
です。
趣味が読書なだけあって、好きな分野については本をめっちゃ読み漁るタイプだからなのか、本当に色んなことを知っています。
もちろん、ちょっと調べれば誰でもわかる「浅く広い」知識ではないから、尚更です。
その分野についてはいつ、何を聞いても、打てば響くように答えが返ってきます。
夫は最近、資格の勉強もしているのですが、自分の興味のある分野の資格なおかげか、勉強をしていても砂が水を吸うようにスーッと頭に入ってくるそうです。
30を過ぎて勉強とか、私なんて全然頭に入ってこないよ……と思ってしまうので、そんな所も素直に凄いなーと思っています。
おわりに
発達障害(アスペルガー症候群)疑惑のある夫の症状・特徴を前後編に分けて説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
知能検査(ちなみに、WAIS-Ⅲという知能検査でした)ではアスペルガー症候群の疑いがあると診断されましたが、症状を挙げてみるとADHD(注意欠如多動性障害)の代表的な症状もいくつかあるように見受けられますね。
(参考までに! WAIS-Ⅲを受けた時のお話は、こちらから)

ここまで症状を挙げると、なんだかウチの旦那ってば生きにくくないのかな……と心配にもなりましたが、本人はやっぱり生きにくいと感じることが多いそうです。
とにかく、怒られることが多い人生だったそうなので。
では、最後に妻の目線から言わせて貰うと、発達障害は確かに周囲(特に家族)の人間を不愉快にさせることが多くなってしまいがちです。
一緒に住んでいる家族、特に妻側からするととにかく不満ばかりが募ります。
配偶者が発達障害の場合、子どもと違って相手は同等の立場の夫婦ですし、何より同じ大人です。
子どもならまだしも(子どもでも腹立つ時があるみたいですが……)、
「どうしていい年した大人にこんなことまで言わないといけないの? わからないの?」
「なんで私の言いたいことがこんなにも伝わらないの?」
「相手が何を考えているかわからない……」
など、夫婦には絶対に不可欠な日常会話に何かしら阻害感・不満をどうしても感じてしまいます。
本当に、
「宇宙人と話しているみたい」
と素で思った時期が私もありました。
同じ日本人なのに、もはや外国人を超えて地球外生命体です(笑)
なにしろ、こちらの言い分、質問が全く通じないので。
……しかし、こんなにも遠慮もなくたくさん愚痴を吐き出した私が言うのも変ですが、なんだか悪い所ばかり目立ってしまう「発達障害」でも、彼らも同じ一人の人間です。
当たり前ですが、短所もあれば長所もたくさんあります。
また、欠点に思われる特徴も、本人が自覚をして意識すれば多少は改善することも可能です。
夫も普段から意識して動くことで、現在は会社員として普通に働いて家族を養ってくれています。
私自身、夫と生活していて学んだことは、発達障害は受け入れて自覚をすることで、本人も家族も良い方向に向かっていけるということです。
我が家はそうやってなんとか、夫婦で離婚の危機(笑)を乗り越えました。
(参考までに! 夫が発達障害なら、まずは自覚をして貰うこと!)

これからも大なり小なり夫には不満・愚痴は出てくるでしょうが、そんな時はその都度文句を言う指摘して、夫の性格を受け入れながら、子どもたちと一緒に家族で仲良く過ごせていけたらいいなと思っています^^
と、いうわけで、発達障害(アスペルガー症候群)疑惑のある夫の症状・特徴具体例10選でした!
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