こんにちは、あーさんです。
本日は、久しぶりに発達障害夫のことを…。
WAIS-Ⅲという知能検査ではアスペルガー症候群(現在は自閉症スペクトラムの呼称)の可能性が濃厚と言われた夫は、不注意スキルが突き抜けていたり幼少期は多動が激しかったり、ADHDの要素も普段の生活から色濃く出しています。
(参考までに! 夫が受けた知能検査WAIS-Ⅲのお話)

(妻目線から見た、夫の大人の発達障害症状10選 前編後編)


(発達障害疑惑がある、夫の幼児期の症状とは)

(多動の傾向が強い、夫の小学生時代の症状とは)

そんな夫の特性に、衝動買いというものがあります。
本日は、発達障害(ADHD)による衝動買いの、夫婦でできる対処法について、解説します。
発達障害(ADHD)による衝動買いの対応
年齢にそぐわない不注意スキルや衝動性、なんでも後回しにしてしまう発達障害の特性のせいで、衝動買いをしてしまう旦那さんを持つ奥様方……同志です!(笑)
我が夫も、欲しいものがあると我慢できなくて買っちゃうタイプです。
それを手に入れるまでは頭の中が欲しいものだけで埋まってしまい、若い時は他に何も考えられなくなって、すぐに購入していたそうです。
今年一番の張り倒したくなる台詞であることは、間違いなし。
が。
私と結婚して家計を私が全部掌握するようになってからは、衝動買いは激減しています。
夫は、どうやって衝動買いを抑え込んでいるのでしょうか?
夫本人ができること① 自覚をする
これはもうご存知の通り、基本中の基本です。
後先考えずに衝動買いをしてしまう性格で、
更にお金の管理が苦手であることを、
自分で自覚すること
です。
(参考までに! 発達障害は、とにもかくにも、ご本人が自覚をすることから全てが始まります)

夫も、自分の衝動性を自覚しています。
「コレ欲しい!」
と思うと、頭の中がそれだけで埋まり、現在も、欲しいものを手に入れるまで、仕事の移動中にお店を5件とかはしごするクソ野郎です。
とにかく、それ以外考えられなくなるみたいです。
仕事中もずっとこんな思考らしい…。
しかし、その衝動性を夫本人は自覚もしています。
自覚することで、本当に買ったらマズイ、家計に響く高額商品には絶対に手を出さないようにしているのです。
これは、夫のご両親が自営業で子どもの頃から夫は散々お金の苦労を聞かされて育ったこともあり、おかげで経済観念が破綻していないことも大きな原因かと思っています。
本人曰く独身の時は無駄遣いもかなり多かったようですが、私と結婚する前も今も、借金は作っていませんからね。
まぁ、何事もザル勘定ではあるんですけど。
それでも、お金の管理は私に任せてくれています。
お金の管理を私に任せてくれることで、自ら衝動買いできないようにしているのです。
これは、妻ができること①にも繋がっています。
夫本人ができること② 100均で買い物して物欲を発散
夫が普段から実践している方法です。
100均で買い物する
と、多少のストレス(買えないストレス・衝動を我慢するストレス)が発散できると、夫は言っています。
全く不必要なものを買っても物欲は満たされないので意味ないですが、100均商品は意外と便利グッズも多いので、そういった商品を見つけて買うだけで、少しは欲が満たされるそうです。
ただ、買うことに意味があるそうです。
しかし、どうでもいいものでは全く物欲センサーに響かずにストレス発散にならないので、ちょっとでも自分が欲しいもの、便利グッズだと、自分が嬉しい家族が嬉しいで、ストレスが発散されると夫は言っています。
100均ならば、余程の量を買わない限り、万単位の買い物にはなりませんからね。
もちろん限度はありますが、小遣いにも家計にも響かず、オススメの方法です。
夫婦でできること① 衝動買いできない仕組みを作る
よく夫が言っているのが、
「発達障害はできないことが多いから、ならば、できるような仕組み作りをしておくのが重要」
と言っていて、これを逆に衝動買いに当てはめれば、
衝動買いできないような仕組み作りをしておくこと
ということになります。
クレカを持たせたらどんどん買い物してしまうと言うなら、クレカは渡さない。
お金の流れを、自分だけでなく、常に配偶者も把握できる状態にしておく。
その日使う分の現金しか渡さない。
…などなど、です。
とにかく、その場の勢いで衝動買いできないようにしておきましょう。
私の知人の発達障害の旦那様は、奥様の貯金箱から小銭をくすねる常習犯で、奥様がそれに激怒したら子どもの貯金箱からもくすねるようになり、それでとうとう離婚騒ぎになった時に、
「だったら、俺が盗めないようにしといてくれ!」
と奥様に懇願なさったそうです…(笑)
奥様は相変わらず激怒していましたが、我が夫はその話を聞いた時に、
「すっっっげぇ、気持ちわかる…!」
と、深く頷いていました…。
知人の旦那様も、我が夫も、
この衝動はどう頑張っても我慢できないから、だったら自分が何もできないようにお前が対策を練ってくれ!
という話なのです。
いやホント、我々妻側の立場からしたら、ふざけた話なんですけどね。
だけど、夫側の人間は割と本気で、
「自分たちが悪いことできないように(お前らでなんとか)して欲しい」
って思ってるんですよね。
つまり、防犯のため家に鍵を掛けておけ、と同じ理論です。
上記の知人夫婦の例で言えば、
「盗まれたくなければ、鍵を掛けておけ(貯金箱から金を盗まれないようにしておけ)」
ということなんです。
何度も言うけど、ふざけた話ですね。
「なぜにこっちがお前に気を遣わにゃならん!!」
同居の配偶者をドロボウ扱いしなければいけない、その憤り、怒り……本っっっ当に、妻としては
「情けない…」
の一言です。
だけど、発達障害夫には正論が通じない時もあるんですよ。
その正論も、特性が故にどうしてもできないことがあるからです。
だったら、夫の言う通り、
「できないならば、できるような仕組みを作る」
「悪さをしてしまうなら、悪さをできないような仕組みを作る」
という理論を実行に移した方が、夫側も妻側もストレス溜まらず、よっぽど健全な夫婦生活が送れます。
クレカを渡さないとか、必要以上の現金を渡さないとか、夫婦で話し合って衝動買いできないような仕組みを作っていきましょう。
(参考までに! 不注意スキルが半端ない夫は、普段から仕組み作りを実践しています)

まとめ
ADHD特有の衝動性により、衝動買いが止められない場合、
- 衝動買いしてしまう特性を自覚する
- 100均で買い物して物欲を発散する
- 衝動買いできない仕組みを作る
をまずは実行してみましょう。
1と2はADHDをお持ちのご本人にしかできないことですが、3ならば夫婦で一緒に考えることが可能なので、是非、夫婦二人三脚で少しでも衝動買いを減らせるように頑張ってみるのも良いかと思います。
もちろん、奥様も頑張ってみてそれでも衝動性が治まらずに家計が逼迫するとか、何度も借金を作ってしまうとかで、奥様が精神的に限界を超えてしまうならば、無理に最後まで発達障害夫に付き合う必要はありません。
(参考までに! 夫婦で共倒れする前に、自分の心の安定は保つようにしましょう)

我が夫は、1は当然のこと、特に3の仕組み作りが重要だと言っています。
まずは夫婦で話し合って、クレカを渡さない、などの仕組み作りから考えてみるのが得策ですね!
(参考までに! 性依存傾向のある夫が普段心掛けていること)

…と、いうわけで、ADHD夫の衝動買いが止まらない! 本人とその家族はどのように対応するべきか? でした!
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